【買い】ディー・エヌ・エー(2432)：国内外で開発体制を強化=戸松信博

国内外で開発体制を強化

モバイル総合ポータルサイト「Mobage」を中心に、インターネットオークション、ショッピングサイト、モバイル向けポータルサイトの企画・運営等を行っています。

2015年3月期の連結業績は、スマートフォン向けゲームが振るわず、減収減益となりました。売上収益が21.5％減の1424億1900万円、営業利益が53.4％減の247億6400万円、税引き前利益が48.2％減の284億4300万円、当期利益が52.8％減の149億5000万円でした。

主力のソーシャルメディア事業では、ゲーム内仮想通貨（モバコイン）の消費高は1,490億円（前期比23％減）となりました。2015年9月に有力IP（知的財産）を用いたタイトルをリリースし、利用者数は順調に伸びましたが、既存タイトルでの利用低下を新規タイトルで補うまでには至りませでした。ただ株価にとっては織り込みが進んでいたようで、株価は横ばいに推移しています。

主力のゲーム事業は国内外で開発体制を強化しています。例えば任天堂 （7974）との資本・業務提携。共同開発したゲームは15年以内に配信する計画です。この業務提携発表を好感した買いが殺到、株価は急騰、横ばいに推移しています。また5月12日にはロボット開発ベンチャーのZMPと自動運転技術を活用したロボットタクシー事業の実現に向けた合弁会社を設立すると発表したことから業容拡大期待が高まっています。

同社は材料の多い銘柄ですので今後の動向に注目しておきたいです。