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最新投稿日時:2015/05/29 12:47 - 「 ドル円・ユーロ円は買いから」(小林芳彦)

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ドル円・ユーロ円は買いから

著者:小林芳彦
投稿:2015/05/29 12:47

5月28日の概況

甘利経済再生相 今朝の発言
  「円高も円安も急激であれば、いろいろ影響出る」
  「レベルの評価についてはコメントできない」
  「適切な水準は市場が判断すること」

麻生財務相の昨晩の発言
  「最近数日間の円相場の値動きは粗い」
で124.46高値を付けた後の124.12レベルから123.62まで緩んでいます。

米財務省も声明を出し、ルー長官が麻生氏との会談で、財政や金融政策で為替相場を誘導しないとしたG7合意を守ることが重要だと指摘したことを明らかにした。日米は最近の円安ドル高の進行が両国経済にとって好ましくないとの認識で一致したとみられる。
ルー長官は、経済の回復とデフレ脱却を目指すためには「金融や財政政策、構造改革を含むあらゆる政策手段を行使することが重要」との考えを伝えた。日本が日銀による大規模な金融緩和に過剰に依存しないようくぎを刺した形だ。

麻生氏は会談後、記者団に対し、約12年半ぶりの水準となった円安ドル高について「足元の円安方向は荒い動きとみている」と表明。「市場の動きを今後とも注意深く見ていきたい」と語ったが、為替相場の急激な変動は望ましくないとするG7の合意を確認
し、最近の円安ドル高の急速な進行をけん制した形となっている。
ただし、ここで当局が行動を起こすと考える参加者はおらず、どれだけ米国の利上げ、金利差拡大を背景としたドル買いを止める、スピードを緩める効力があるか現在は不明。

戻り高値を付けると当然利食いも入るが、下値が切りあがってきていることは事実で押しを買いたい実需や、投資家の動きが相場のサポートラインを押し上げている事を表していると思います。123.50がサポートでもし割れても、押しを買いたい連中が下で待っていると思われることから123.30前後がサポートになるか?

ギリシャの支援に関して年金・給与問題で意見の食い違い・溝が埋まらず協議が進展せず日曜まで合意に至ることはないとEU当局者から発言あり。ギリシャからのメッセージは事実というよりは願望が多く含まれ、早期合意は現実的ではないと考えたほうが良さそう。
その意味で楽観論から買戻しが入った後で、昨晩はNY時間に1.0867まで売り込んだが、5月27日に1.0819まで突っ込んだシコリも残り1.0959まで引けにかけて再び買い戻された。
ただし、昨日の買戻しは協議進展を期待した買戻しではなく、テクニカルなショートカバーと考えるべき。1.0974レベルまでシドニーで損切買いが進んだが、現状再び1.0960割れとなっており戻りは依然として鈍い。

基調はドル円は押し目買い、ユーロドルは戻り売りをイメージしたい。
本日もよろしくお願いしたします。

短期売買方針 5月29日

<ドル円 買い>
ドル円は123.570、123.480で買いから。ストップは123.290に置きながら、123.950、124.050で利食いするような買い先行の回転をイメージしています。

<ユーロドル 売り>
ユーロドルは1.09850、1.09950で売りから。ストップは1.10200に置きながら、1.09250、1.09150で買い戻しをかける回転をイメージしました。

<ユーロ円 買い>
ユーロ円は135.320、135.220で買いから。134.980にストップを置きながら、135.850、135.950で利食いする買い先行の回転をイメージしました。
小林芳彦
JFX株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

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