海運株の上昇目立つ、高配当株の見直し買いとコンテナ船の運賃市況上昇が追い風◇
日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>など大手をはじめ海運株への投資資金流入が目立つ。業種別騰落でも海運セクターは値上がり率上位に食い込んでいる。全体相場が戻りに転じるなか、配当など株主還元に積極的な企業を拾う動きが活発化している。そのなか、郵船と商船三井は配当利回りが5%を上回る水準でインカムゲイン狙いの買いが入りやすいほか、PBRやPERなど主要株価指標でも割安感が強く株価も出直り色を強めている。外部環境もばら積み船の運賃市況は低水準が続いているが、コンテナ船の運賃市況は中東情勢の緊迫化を背景に再び高騰しており、収益上乗せ要因としてポジティブ視されている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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