日経平均は21世紀最高値!ダウの高値更新例から3月相場を予想!

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最新投稿日時:2015/02/27 22:00 - 「日経平均は21世紀最高値!ダウの高値更新例から3月相場を予想!」(川島寛貴)

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日経平均は21世紀最高値!ダウの高値更新例から3月相場を予想!

著者:川島寛貴
投稿:2015/02/27 22:00

市場コンセンサスは2015年2万円

本日の日経平均は前日比12円高い18,797円で取引を終えました。これで、2週連続で高値を更新したことになります。日経平均のPERは16.89倍と過熱感はまだなく、バブルではないということが分かります。

市場コンセンサスとして、2015年は日経平均2万円ということもあり、しかも6月までに2万円まで到達するという予想も多くなっています。つまり、あと1,200円ほど上昇する計算になります。

サブプライムショック前の高値を越えてきたことで、未知の領域に踏み込んだ雰囲気のあります。こういう時は、他の例を参考にしてみるのが一番でしょう。

今回は、NYダウとドイツDAX、イギリスETSEを例に出して3月の日経平均の展開を考えてみたいと思います。

NYダウ

NYダウが史上最高値を越えてきたのは2年前の2013年3月でした。14,000ドルを超えた後に大きく上昇し、その後15,700ドルまで一気に10%の上昇をみせました。その後、1000ドル程度の調整をし14,600ドルまで下落した後は、やはり1,000ドル程度の下落を繰り返しながら18,000ドルまで上昇しています。
金融緩和と通貨安のなせる業と言っても過言ではないでしょうね。

DAX

やはり史上最高値を更新中であるドイツDAXが史上最高値を更新したのは、2013年5月でした。それまでの高値水準であった8,000を挟んで4ヶ月揉みあった後、秋に一気に20%ほど上昇しました。
その後10,000をタッチした後、15%ほど下落し8,300まで下落しましたが、直ぐに反発し現在は11,000に踏み込み順調に上昇しています。

FTSE

英国FTSEは2013年5月に瞬間的に史上最高値を突破したものの、10%程度下落した後は6000-6800の間で時々最高値を更新しながら2年ほど推移していました。
そして、現在再度史上最高値を更新してきているというところになります。

まとめ

これらの例に共通していえることは、史上最高値を更新した後はどの主要株価指数も10%程度の調整安があります。しかし、NYダウとドイツダックスを例にみると、史上最高値という領域に踏み込んだ後は非常に強い上昇を見せていることが分かります。
これを日経平均に置き換えると、それまでの18,300円×10%となることを考えると、やはり重要な節目である2万円という結論に達するのではないでしょうか。

先日、安倍首相は日本にきている海外の投資家へむけて昨年と同じように演説をし、今のところ市場も好感しているようです。4月の地方選挙に向けて、円安は抑制し、株価はGPIFや3共済の資金(2015年の買い入れ枠は後8兆円程度)で下支えするという余力が十分あるということを見れば、大きな下押しも限定的なように思えます。

今回の日経平均の上昇は、前回の高値をすんなりと越えてきていることから、大きな下押しをすることもなく2万円まで上昇していくことも十分考えられます。売買代金の上位を占める日経平均のレバレッジ型ETFの空売りがかなり増えてきていますが、彼らのはこの強い上昇相場で大きな含み損を抱えていることになります。これらの売りが一斉に損切られるほどの力強い上昇があった後にやっと調整の下落が起きるのではないでしょうか。

来週には19,000円に到達することを期待しましょう!
良い週末をお過し下さい!!
川島寛貴
株式会社IEYASU 代表取締役
配信元: 達人の予想

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