2月の相場格言「節分天井彼岸底」は本当か?

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最新投稿日時:2015/02/03 20:54 - 「2月の相場格言「節分天井彼岸底」は本当か?」(川島寛貴)

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2月の相場格言「節分天井彼岸底」は本当か?

著者:川島寛貴
投稿:2015/02/03 20:54

今年も下落するのか?

「節分天井彼岸底」とは、もともと米相場で使われていた相場格言です。その言葉のとおり、節分(2月3日)頃に天井を付けて、3月末の彼岸ごろ(2015年の彼岸明けは3月24日)に底値になるという格言なのです。

では、実際にこの格言が当たるのかどうか日経平均とドル円で検証してみました!

2000年まで遡り、過去15年のデータを見ましたが、格言通りになったことはほとんどありませんでした。しかし、どちらかが当てはまることは約約50%程度ありましたので、参考データとしては悪くなさそうです。

ちなみにドル円のほうがやや確率が高く、60%なのですが、昨年の場合は「節分底彼岸底」となっていました。

しかしながら、昨年の日経平均の場合は、2月3日は前日比約100円安い14,789円で始まり、ウクライナ情勢の悪化から、翌2月4日には14,008円まで下落し、たった2日で900円以上の恐ろしい下落を引き起こしています。そして、3月末から約1,000円の上昇となり、まさに相場格言どおりとなりました。3月末はそもそも配当権利取りで上昇し易いことから、2011年以降は全ての年が当てはまっていました。

2000年以降の日経平均株価とドル円のこの相場格言の検証は以下のとおり

日経平均            ドル円
15回中7回的中 確率46.6%  15回中9回的中 確率60.0%

日経平均がNYダウを越えてくると、大幅な下落が起きるというアノマリーもあることから、少し気を付けたいところですね!

日経平均の今後は・・・

最近の日経平均はやや下落しているとはいえ、そもそも18,000円という高値をつけ、いよいよサブプライムショック前の高値に迫ってきているわけです。
ここを簡単に突破されると、買い遅れてしまう投資家も多く、株価は上昇しているのに買えていないという事態になりかねません。
日銀が3日に1回程度のペースでETFを買い入れていることから、大幅な下落も見込めないように思えますが、押し目買い狙いということで買い場を待つスタンスでも良いのではないでしょうか。

2015年は原油安の恩恵が反映され、昨年よりも企業のコスト減や個人消費の拡大が見込めます。今後も、日経平均の更なる上昇に期待し良い買い場を狙っていきましょう!
川島寛貴
株式会社IEYASU 代表取締役
配信元: 達人の予想

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