京写が上値慕う、日足煮詰まり大勢二段上げの兆し

　京写<6837.T>が頑強に上値を慕う展開。８月下旬から一気に水準を切り上げ、時価は４４０円近辺で日足三角もち合いを形成、小口ながら根強い買いを背景に大勢二段上げに移行するかどうか注目の場面だ。
　同社が手掛けるプリント配線基板は、片面基板の好調に加え、世界的に販売が拡大している自動車向けに高単価の両面基板も回復基調を強めている。旺盛な海外需要を取り込んでおり、インドネシア工場での生産を強化するなど現地生産へのシフトで事業機会を確保していく構えにある。
　１５年３月期は生産ライン合理化などによるコストメリットも発現、既に営業利益段階で期初予想の８億７０００万円は９億円（前年同期比１２．７％増）に増額している。

京写の株価は１２時４９分現在４３９円（△６円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）