市場は勝手解釈?!
ここに来てドル買いの勢いは凄まじいものがあるだけに、FRBのスタンスに“変化なし”となれば、ドルは売られると思いますが、その流れも一時的なものにとどまると考えています。というのも、市場とは勝手なもので、次回、完全にQE3が終了する際にFRBはタカ派への道筋を示すのではないかと解釈する(別の言い方をするならば、“良いとこ取り相場”)可能性があると思われるからです。
黒田日銀総裁は先週のテレビ出演の際、現在の為替相場について「金融政策の違いによるもの」と発言していました。日銀は量的緩和継続、一方で、FRBは出口戦略へと向かうわけですから、今回、予想通りFRBのスタンスに変化が無くても、ドル>円の構図は変わりません。106円台ミドル(日足ボリンジャーバンドの+1シグマ)からの押し目を狙いたいところです。