ドル買戻し継続か?
今回のFOMCでは、議長記者会見、FOMCメンバーの利上げ時期予測の発表等はありません。この為、通常であれば、大きな政策変更は無く、市場への影響は軽微となるはずでした。しかし、今回は、先々週のバーナンキ議長の議会証言により、量的緩和政策やフォワード・ガイダンス(今後の金融政策に関する指針)の変更に対する市場の思惑が高まってしまい、声明文の文言がかなり注目されています。
しかも、フォワード・ガイダンスに関しては、利上げ開始の条件となる失業率が、これまでの「6.5%」から「6.0%」に引き下げられるとの観測が強まっており、これが先週からのドル売りにつながっていました。それ故、今夜からは、結果発表前のポジション調整が入る可能性も高く、ドルの買い戻しが強まると予想されます。