ダウ平均は小幅安 米求人件数は米労働市場の減速を示すも反応限定的=米国株序盤
NY株式4日(NY時間13:43)(日本時間02:43)
ダウ平均 40857.86(-79.07 -0.19%)
ナスダック 17133.00(-3.30 -0.02%)
CME日経平均先物 36885(大証終比:-115 -0.31%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅安で推移している。前日のISM製造業景気指数の不調なデータをきっかけに景気の先行き不透明感が再び台頭しているが、この日発表の米求人件数が予想を大きく下回り米労働市場の減速を示唆したものの米株式市場の反応は限定的だった。ダウ平均は一旦上昇したものの上値は重く伸び悩んでいる。
市場は金曜日の米雇用統計を待っているが、8月初旬の米雇用統計発表後に見られた不安定な動きを市場は警戒しているようだ。前日は株価急落もさることながら、恐怖指数として知られるVIXが急騰していた。ただ、本日は小幅な上昇に留まっており、市場も落ち着きを取り戻している。
エコノミストからは「投資家は米景気後退の可能性とFRBがどのように金利を調整して行くのか見極めようとしている。しかし、例え今週の米雇用統計が期待外れとなったとしても、消費が堅調であることを考えると、景気後退を宣言するのは時期尚早と思われる」とのコメントも出ていた。
一方「7月下旬から8月上旬にかけての不安定な動きは反転したものの9月は歴史的に米株のパフォーマンスが最も悪い月であるため、今後はより大きな変動が予想され、まさに用心の時だ」との声も出ていた。
前日はエヌビディア<NVDA>を始めとしたAI絡みの半導体株の下げが目立っていたが、本日はその動きも落ち着いている。エヌビディアは、米司法省が反トラスト法に違反した証拠を求め、同社や他の企業に文書提出命令状を送付したと伝わったこともあり、序盤は売りが先行したもののプラスに転じている。
ただ、「投資家はAIに対する無関心の瀬戸際に立っているようだ。米経済がさらに急激に悪化すれば、より多くの企業が船のハッチを閉め、AIへの資本支出計画を再考する可能性がある」との指摘も出ている。
ディスカウントショップのダラー・ツリー<DLTR>が決算を受け大幅安。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、通期の売上高見通しを下方修正した。
スーパーマイクロ・コンピュータ<SMCI>は反落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の693ドルから438ドルへと引き下げた。目標株価については25年度の予想1株利益の12倍という評価に基づいているという。
サイバーセキュリティのZスケーラー<ZS>が決算を受け大幅安。通期ガイダンスで予想範囲内のビリングの見通しを示したことが失望感に繋がっている模様。通期の1株利益および売上高も予想を下回った。
ソフトウェア開発のギットラボ<GTLB>が決算を受け大幅高。通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正していた。第3四半期についても予想を上回る1株利益の見通しを示した。
ギットラボ<GTLB> 52.26(+7.58 +16.95%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 425.09(-16.69 -3.78%)
ダラー・ツリー<DLTR> 62.91(-18.75 -22.96%)
Zスケーラー<ZS> 159.01(-34.19 -17.70%)
アップル<AAPL> 220.44(-2.33 -1.05%)
マイクロソフト<MSFT> 408.65(-0.79 -0.19%)
アマゾン<AMZN> 173.06(-3.19 -1.81%)
アルファベットC<GOOG> 158.08(-0.53 -0.33%)
テスラ<TSLA> 220.69(+10.09 +4.79%)
メタ<META> 514.97(+3.21 +0.63%)
AMD<AMD> 141.93(+4.99 +3.64%)
エヌビディア<NVDA> 108.98(+0.98 +0.90%)
イーライリリー<LLY> 948.44(-8.09 -0.85%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 40857.86(-79.07 -0.19%)
ナスダック 17133.00(-3.30 -0.02%)
CME日経平均先物 36885(大証終比:-115 -0.31%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅安で推移している。前日のISM製造業景気指数の不調なデータをきっかけに景気の先行き不透明感が再び台頭しているが、この日発表の米求人件数が予想を大きく下回り米労働市場の減速を示唆したものの米株式市場の反応は限定的だった。ダウ平均は一旦上昇したものの上値は重く伸び悩んでいる。
市場は金曜日の米雇用統計を待っているが、8月初旬の米雇用統計発表後に見られた不安定な動きを市場は警戒しているようだ。前日は株価急落もさることながら、恐怖指数として知られるVIXが急騰していた。ただ、本日は小幅な上昇に留まっており、市場も落ち着きを取り戻している。
エコノミストからは「投資家は米景気後退の可能性とFRBがどのように金利を調整して行くのか見極めようとしている。しかし、例え今週の米雇用統計が期待外れとなったとしても、消費が堅調であることを考えると、景気後退を宣言するのは時期尚早と思われる」とのコメントも出ていた。
一方「7月下旬から8月上旬にかけての不安定な動きは反転したものの9月は歴史的に米株のパフォーマンスが最も悪い月であるため、今後はより大きな変動が予想され、まさに用心の時だ」との声も出ていた。
前日はエヌビディア<NVDA>を始めとしたAI絡みの半導体株の下げが目立っていたが、本日はその動きも落ち着いている。エヌビディアは、米司法省が反トラスト法に違反した証拠を求め、同社や他の企業に文書提出命令状を送付したと伝わったこともあり、序盤は売りが先行したもののプラスに転じている。
ただ、「投資家はAIに対する無関心の瀬戸際に立っているようだ。米経済がさらに急激に悪化すれば、より多くの企業が船のハッチを閉め、AIへの資本支出計画を再考する可能性がある」との指摘も出ている。
ディスカウントショップのダラー・ツリー<DLTR>が決算を受け大幅安。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、通期の売上高見通しを下方修正した。
スーパーマイクロ・コンピュータ<SMCI>は反落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の693ドルから438ドルへと引き下げた。目標株価については25年度の予想1株利益の12倍という評価に基づいているという。
サイバーセキュリティのZスケーラー<ZS>が決算を受け大幅安。通期ガイダンスで予想範囲内のビリングの見通しを示したことが失望感に繋がっている模様。通期の1株利益および売上高も予想を下回った。
ソフトウェア開発のギットラボ<GTLB>が決算を受け大幅高。通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正していた。第3四半期についても予想を上回る1株利益の見通しを示した。
ギットラボ<GTLB> 52.26(+7.58 +16.95%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 425.09(-16.69 -3.78%)
ダラー・ツリー<DLTR> 62.91(-18.75 -22.96%)
Zスケーラー<ZS> 159.01(-34.19 -17.70%)
アップル<AAPL> 220.44(-2.33 -1.05%)
マイクロソフト<MSFT> 408.65(-0.79 -0.19%)
アマゾン<AMZN> 173.06(-3.19 -1.81%)
アルファベットC<GOOG> 158.08(-0.53 -0.33%)
テスラ<TSLA> 220.69(+10.09 +4.79%)
メタ<META> 514.97(+3.21 +0.63%)
AMD<AMD> 141.93(+4.99 +3.64%)
エヌビディア<NVDA> 108.98(+0.98 +0.90%)
イーライリリー<LLY> 948.44(-8.09 -0.85%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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