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最新投稿日時:2024/08/05 20:23 - 「根強い円高・ドル安 市場では米緊急利下げの可能性も織り込む=ロンドン為替概況」(みんかぶ(FX/為替))

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根強い円高・ドル安 市場では米緊急利下げの可能性も織り込む=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/05 20:23
根強い円高・ドル安 市場では米緊急利下げの可能性も織り込む=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、円高・ドル安圧力が根強い。週明けの短期金融市場では1週間以内の米FOMC25bp利下げが6割程度織り込まれてきている。また、9月利下げについては50bpの大幅利下げが有力視されてきている。先週末の米雇用統計で失業率上昇、雇用増の鈍化となったことが、市場での米景気減速警戒を高めた経緯がある。先週末から週明けの相場で株式市場が急落、円高が急速に進行した。ドル円はロンドン朝方に141.70近辺まで下落。その後は144円手前水準まで反発したが、再び141円台後半まで一時下落と上値は重い。ユーロドルは1.09台割れまで下落したあと、1.09台後半へと高値を伸ばしている。ユーロ円は155円台割れから157円台後半まで反発も、再び155円台に軟化。ポンドドルは1.2710付近まで下落したあと、1.28台に乗せる動きをみせるも、再び1.27台半ばへ。ポンド円は180円台まで急落したあとは184円台に反発も、その後は181円台を中心とした水準で推移。ドル指数は一段と低下しており、市場での米大幅利下げ観測の根強さを物語っているようだ。円相場については日米金利差縮小観測が円買い圧力となっているが、ロンドン朝方までのの急激な値動きで短期的なポジション調整は一巡したもよう。ロンドン時間は売買が交錯している。ただ、円安方向への反発も続かず。依然として円相場をめぐるボラティリティーは高い。

 ドル円は142円台後半での取引。東京朝方の146.66近辺を高値に、東京市場では記録的な日経平均の急落とともにパニック気味の下落。ロンドン早朝には141.70近辺まで安値を広げた。その後は143.99近辺まで反発するも足元では142円台での推移と上値は重い。きょうのパニック的な値動きのあと、半値水準144.18レベルで上値を抑えられた格好。依然として流れは下向きとなっている。

 ユーロドルは1.09台半ばでの取引。ロンドン朝方の1.0893近辺を安値に、独債利回り上昇の動きとともに1.0975近辺まで高値を伸ばした。その後は欧州株安もあって上昇一服となっている。ユーロ円は東京朝方の160.22近辺を高値に売られ、ロンドン早朝には154.42近辺まで下落。その後は157円台後半まで買い戻されるも、再び155円台に押し戻されている。対ポンドではユーロ買いが優勢。7月ユーロ圏サービス業PMI確報値は51.9と速報値から変化は見られなかった。世界的な株安のなか、仏CAC指数は年初来マイナス圏に沈んでいる。

 ポンドドルは1.27台半ばでの取引。ロンドン早朝の1.2711近辺を安値に、その後1.2817近辺まで高値を伸ばした。足元では上昇一服となり売買が交錯している。ポンド円は東京早朝の187.87近辺を高値に売られ続け、ロンドン早朝には180.11近辺まで下落。その後は184円台乗せまで反発も再び181円台を中心とする水準で買場が交錯している。ポンドは対ユーロでは軟調に推移しており、欧州株や原油などの下落に敏感に反応した面も指摘される。7月英サービス業PMI確報値は52.5と速報値から若干の改善だったが、特段の反応はみられなかった。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明 

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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