午後:債券サマリー 先物は続落、一時142円80銭台まで下押す場面も
18日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。日銀が30~31日に開く会合で利上げする可能性が意識されるなか、午前には142円84銭まで下押す場面があった。
日銀の早期利上げが意識されたのは、米ブルームバーグ通信が17日に配信した河野太郎デジタル相のインタビュー記事がきっかけ。河野氏は急激な円安がもたらす国内物価への影響などの問題を強調し、エネルギーや食料品のコストを引き下げるために政策金利を引き上げるよう日銀に求めたと伝えられ、日銀が30~31日に開く金融政策決定会合で国債買い入れの減額計画とあわせて利上げを決めるとの警戒感が広がった。ただ、前日の米長期債相場が続伸(金利は低下)したことや、この日の日経平均株価が大幅安となったことが国内債の下支えとなり、債券先物は売り一巡後に下げ渋る動きとなった。なお、きょう財務省が実施した5年物のクライメート・トランジション(CT)利付国債の入札の結果は、応札倍率が4.04倍と波乱なく終えた。
先物9月限の終値は、前日比7銭安の143円15銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.005%上昇の1.035%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
日銀の早期利上げが意識されたのは、米ブルームバーグ通信が17日に配信した河野太郎デジタル相のインタビュー記事がきっかけ。河野氏は急激な円安がもたらす国内物価への影響などの問題を強調し、エネルギーや食料品のコストを引き下げるために政策金利を引き上げるよう日銀に求めたと伝えられ、日銀が30~31日に開く金融政策決定会合で国債買い入れの減額計画とあわせて利上げを決めるとの警戒感が広がった。ただ、前日の米長期債相場が続伸(金利は低下)したことや、この日の日経平均株価が大幅安となったことが国内債の下支えとなり、債券先物は売り一巡後に下げ渋る動きとなった。なお、きょう財務省が実施した5年物のクライメート・トランジション(CT)利付国債の入札の結果は、応札倍率が4.04倍と波乱なく終えた。
先物9月限の終値は、前日比7銭安の143円15銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.005%上昇の1.035%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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