外為サマリー:160円90銭台で推移、重要な米経済指標の発表控え上昇一服
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この日のドル円相場は朝方こそ模様眺めムードが強かったものの、午前9時50分ごろからドル買い・円売りが活発化した。きょうは月末・四半期末で実需筋によるドルの調達需要が膨らんだとみられるほか、時間外取引で米長期金利が上昇したことがドルの支援材料となったもよう。また、円買い介入に携わっていた神田真人財務官の退任が決まったことが円売りにつながった面もあり、午前10時30分ごろには一時161円27銭と1986年12月以来およそ37年半ぶりのドル高・円安水準をつけた。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が物価指標として重視する5月の個人消費支出(PCE)物価指数の発表を日本時間今晩に控えた動きにくさもあり、午後は概ね160円90銭台で推移し上昇一服となった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0690ドル前後と前日の午後5時時点に比べてほぼ横ばい。対円では1ユーロ=172円05銭前後と同45銭程度のユーロ高・円安で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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