NTTは“異色”の下げ続く、新NISA絡みの個人投資家も見切り売り観測
NTT<9432.T>の下値模索が続いている。きょうは全体相場がリスクオンの流れとなり日経平均株価が一時500円を超える上昇で3万9000円台を回復したが同社株は下げ止まる気配が見られず、年初来安値更新となった。バリュー株の一角で、3.4%台の配当利回りは魅力ながら五月雨的な売りが続くなか、押し目に買い向かう動きも限定的だ。市場では「知名度は抜群で比較的投資経験の浅い個人投資家にも人気が高く、新NISA導入では個別株の上位にランクされていた。しかし、5月中旬以降は下げが加速、見切り売りの動きも観測されている」(ネット証券マーケットアナリスト)という。同社が主導する次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」が注目され、関連技術である光電融合なども投資テーマとしてマーケットの熱い視線を集めているが、皮肉にも同社の株価刺激材料としては機能していない状況だ。
出所:MINKABU PRESS
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