◆ “リスク回避”に振り回されるも… - 結局“154円半ば”
『イスラエル、イランに対して報復攻撃』との報にて、先週末は東京タイムから一気にリスク回避姿勢に傾きました。
この影響にて“株式急落(日経平均は一時1300円超安)”を見せる中、為替では“円買い”“ドル買い”が優勢となりました。
こうしてクロス円急落に引っ張れる格好で、ドル円も153.588円”へ押し下げられる場面を見せています。
ただ『核施設に被害なし』『そもそもミサイル攻撃はない』等の詳細が伝わると、次第にリスク回避姿勢は緩んでいます。
こうして“巻き戻し”が台頭する中で「往って来い」を見せたドル円は、“154円半ば”へと押し戻されて先週末の取引を終えています。
◆ 「介入催促相場」は続くが…?
まだ“リスク回避”への懸念が払拭されたわけではありませんが、何事もなかったかのように値を戻したことで、ドル円は再び「介入催促相場」へと押し戻された印象が否めないところです。
特に米10年債利回りが“4.65%”へと再び上昇していることを考えれば、“ドル買い”は継続すると見るのが自然です。
一方で上値を押さえ込むのは「円買い介入」への警戒感ですが、入るか?否か?は実際に上値を模索してみなければわかりません。
ただし先週末には『物価上昇が続けば、追加利上げの可能性は高い』と植田日銀総裁が述べていますので、「日銀会合(25-26日)」に向けた思惑が残るのも事実といえます。
「介入催促相場」は続き、“下値はしっかり”も継続すると見ますが、怖いもの見たさの“上値模索”も目先は抑制されると見るべきかもしれません。
そうなると“154円半ば”で膠着が、本日のメインシナリオ…?
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
157.280(90/5/10高値)
156.093(ピボットハイブレイクアウト)
156.980(90/5/11高値、大台)
上値5:155.870(90/6/25高値)
上値4:155.450(90/6/26高値)
上値3:155.392(+2σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:155.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:154.785(4/16-17高値《年初来高値》)
前営業日終値:154.638
下値1:154.294(4/19安値後の38.2%押し)
下値2:154.160(4/19安値後の50%押し)
下値3:154.015(+1σ、大台、4/19安値後の61.8%押し)
下値4:153.927(ピボット1stサポート)
下値5:153.588(4/19安値)
153.429(4/12~4/16の61.8%押し)
153.263(4/5~4/16の38.2%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
153.038(4/15安値、大台)
152.844(ピボットローブレイクアウト)
152.763(4/11安値、4/5~4/16の50%押し)
152.699(20日移動平均線)
152.591(4/12安値)
152.323(4/5~4/16の61.8%押し)
《10:55》
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