アスカネット、今期経常を7％下方修正

　アスカネット <2438> [東証Ｇ] が3月11日大引け後(15:00)に決算を発表。24年4月期第3四半期累計(23年5月-24年1月)の連結経常利益は前年同期非連結比28.4％減の3.5億円に減った。
　併せて、通期の連結経常利益を従来予想の5億円（非連結）→4.6億円に7.1％下方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した11-4月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4億円（非連結）→3.6億円に9.0％減額した計算になる。

　直近3ヵ月の実績である11-1月期(3Q)の連結経常利益は前年同期非連結比27.4％減の2.5億円に減り、売上営業利益率は前年同期の17.0％→12.6％に低下した。

　※今期から連結決算に移行。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、当社の主力事業の一つであるフォトブック事業のコンシューマ向け市場におきまして、コロナ禍後の海外旅行の回復遅れや写真アウトプットの戻りが想定より下回っていることにより売上が計画を下回っていること、また、空中ディスプレイ事業におきまして、特に海外市場での案件長期化などにより想定通りの売上が実現できていないことを主要因として、前回発表予想を下回る見込みとなりました。利益につきましては、上記のとおり売上が想定を下回る見込みとなったものの、フューネラル事業におきまして利益率が想定より上回っていることや全社的に費用をコントロールしていることから、営業利益は前回発表予想より微減となり、為替差益など営業外収益が想定より上回る見込みであることから、経常利益及び当期純利益はほぼ前回発表予想どおりとなる見込みとなりました。なお、2024年４月期の配当予想につきましては、2023年６月９日に公表しました１株あたり7.00円から変更ありません。