日経225先物は11時30分時点、前日比150円高の3万5800円(+0.42%)前後で推移。寄り付きは3万5800円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万5855円)にサヤ寄せする格好から、買い優勢で始まった。東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が日経平均株価をけん引するなか、現物の寄り付き直後には節目の3万6000円を回復した。さらに日経平均株価が1月のSQ値(3万6025円97銭)を突破すると、ショートカバーを交えた流れのなか、日経225先物は中盤にかけて一時3万6240円まで買われた。ただし、その後は一気に軟化しており、終盤にかけて3万5670円まで上げ幅を縮めた。
日経225先物は3万6240円まで急伸した後は、急速に伸び悩む展開となった。指数インパクトの大きい値がさハイテク株がけん引する一方、香港ハンセン指数が一時2%を超える下落となったほか、上海証券取引所が上場する日本の上場投資信託(ETF)の売買を一時停止したと伝わった。売買停止は過熱を警告するための措置であり、これが利食いのきっかけとなったようだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.20倍に低下した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が買われるなか、朝方には一時14.28倍まで上昇する場面も見られた。ただし、終盤にかけてはNTロングを巻き戻す流れとなった。
株探ニュース
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