以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2022年10月3日10時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
9月初旬の期待感に満ちあふれていた相場から、9月の後半は下落が目立つ値動きとなりました。NYダウは2万8725ドルを付けて年初来安値を更新しております。急落でパニックにならないように落ち着いて現状を見定めていきたいところです。
9月28日、英国の中央銀行が長期国債の買い入れを発表しました。新首相トラス氏の名前を取って「トラスショック」と呼ばれるポンドの急落・長期国債の利回り上昇が金融市場での新たなリスクとして浮上しています。
ウクライナ情勢の戦況も急変しました。プーチン大統領が予備役部分動員令の発動を宣言した事で、徴兵を免れる為にロシアから国外退避する若者が隣国のジョージアに殺到しています。戦争や避難民の受け入れで物資不足になれば、インフレ加速の懸念は更に広がるでしょう。いつ欧米のインフレが落ち着くのか見通しがつかない状況です。
金利上昇のような金融市場の混乱は複雑に問題が絡み合っており、コロナと同じく一国の政策で対処するのは容易ではありません。米・英・独の過度なインフレは世界経済を一変させる影響力を持つでしょうし、賃金の伸びが伴わなければ実体経済にはマイナスになり得ます。投資家の多くが米国はソフトランディングするのは難しいと予想する中で、外部環境の影響を受けにくい銘柄を選定して活路を見出だしていきたいですな。
例えばアパレル大手の老舗であるオンワードHD<8016>は、9月27日の上方修正が好感されました。通期の経常利益も従来予想より109.8%増に上振れしており、底値圏からどこまで浮上できるか監視中です。
自動車ホイール最大手のトピー工業<7231>も非開示だった23年3月期第2四半期の業績予想を9月27日に発表すると動意しました。地合いが悪い中でも、直近で年初来高値を更新しております。外部環境は依然として良好ではないものの、コスト削減や販売価格適正化で業績好調となりました。
ウクライナ情勢を受けて、バルブ最大手のキッツ<6498>はLNG基地向けの需要が拡大するとの思惑があるようです。バルブメーカーとして国内トップの商品シェアを誇る同社は、エネルギー危機で需要拡大なるか。チャート(日足)も高値圏ですねぇ。
合成ゴムや樹脂、医薬品中間体など幅広い化学製品を手掛ける大阪ソーダ<4046>は、高値圏で底堅い値動きとなっています。4月には全個体電池用超高イオン電導性ポリマーの開発において、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業に採択されました。EV・全固体電池関連として注視です。
ブランド品リユース事業を展開するバリュエンスHD<9270>は、ウクライナ情勢による貴金属価格の高騰を背景に物色されているようです。7月14日の決算は好調で、10月14日の決算発表がどうなるか監視を強めております。
最後は中古ブランド品の買取・販売で有名なコメ兵HD<2780>です。業績回復と供に国内外に幅広く出店を加速している印象を受けますねぇ。インフレで物価が上昇すれば、中古品への需要やブランド品を売りに出す人も増えてくるかもしれませんな。23年3月期は過去最高益予想ですから、11月14日の決算もチェックです。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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※2022年10月3日10時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
9月初旬の期待感に満ちあふれていた相場から、9月の後半は下落が目立つ値動きとなりました。NYダウは2万8725ドルを付けて年初来安値を更新しております。急落でパニックにならないように落ち着いて現状を見定めていきたいところです。
9月28日、英国の中央銀行が長期国債の買い入れを発表しました。新首相トラス氏の名前を取って「トラスショック」と呼ばれるポンドの急落・長期国債の利回り上昇が金融市場での新たなリスクとして浮上しています。
ウクライナ情勢の戦況も急変しました。プーチン大統領が予備役部分動員令の発動を宣言した事で、徴兵を免れる為にロシアから国外退避する若者が隣国のジョージアに殺到しています。戦争や避難民の受け入れで物資不足になれば、インフレ加速の懸念は更に広がるでしょう。いつ欧米のインフレが落ち着くのか見通しがつかない状況です。
金利上昇のような金融市場の混乱は複雑に問題が絡み合っており、コロナと同じく一国の政策で対処するのは容易ではありません。米・英・独の過度なインフレは世界経済を一変させる影響力を持つでしょうし、賃金の伸びが伴わなければ実体経済にはマイナスになり得ます。投資家の多くが米国はソフトランディングするのは難しいと予想する中で、外部環境の影響を受けにくい銘柄を選定して活路を見出だしていきたいですな。
例えばアパレル大手の老舗であるオンワードHD<8016>は、9月27日の上方修正が好感されました。通期の経常利益も従来予想より109.8%増に上振れしており、底値圏からどこまで浮上できるか監視中です。
自動車ホイール最大手のトピー工業<7231>も非開示だった23年3月期第2四半期の業績予想を9月27日に発表すると動意しました。地合いが悪い中でも、直近で年初来高値を更新しております。外部環境は依然として良好ではないものの、コスト削減や販売価格適正化で業績好調となりました。
ウクライナ情勢を受けて、バルブ最大手のキッツ<6498>はLNG基地向けの需要が拡大するとの思惑があるようです。バルブメーカーとして国内トップの商品シェアを誇る同社は、エネルギー危機で需要拡大なるか。チャート(日足)も高値圏ですねぇ。
合成ゴムや樹脂、医薬品中間体など幅広い化学製品を手掛ける大阪ソーダ<4046>は、高値圏で底堅い値動きとなっています。4月には全個体電池用超高イオン電導性ポリマーの開発において、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業に採択されました。EV・全固体電池関連として注視です。
ブランド品リユース事業を展開するバリュエンスHD<9270>は、ウクライナ情勢による貴金属価格の高騰を背景に物色されているようです。7月14日の決算は好調で、10月14日の決算発表がどうなるか監視を強めております。
最後は中古ブランド品の買取・販売で有名なコメ兵HD<2780>です。業績回復と供に国内外に幅広く出店を加速している印象を受けますねぇ。インフレで物価が上昇すれば、中古品への需要やブランド品を売りに出す人も増えてくるかもしれませんな。23年3月期は過去最高益予想ですから、11月14日の決算もチェックです。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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