個別銘柄戦略山崎パンや日鉄鉱などに注目

先週末26日の米株式市場でNYダウは1008.38ドル安の32283.40、ナスダック総合指数は497.55pt安の12141.71、シカゴ日経225先物は大阪日中比390円安の28220円。為替は1ドル＝137.80-90円。先週末の米株式市場で主要指数が大幅に下落したことを受け、東京市場ではソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>など主力株が下落しそうだ。
また、ハイテク株比率が大きいナスダック総合株価指数が3.9%下落したことから、キーエンス<6861>やソニーG<6758>などのハイテク株やリクルートHD<6098>、エムスリー
<2413>などのグロース（成長）株も下げ、さらに、フィラデルフィア半導体株指数（SOX指数）が5.8％の大幅下落となったことから東エレク<8035>やレーザーテック<6920>
など半導体関連株も売りがかさむ展開が想定される。一方、天然ガス価格の高騰や豪州がLNG輸出規制を検討するとの報道を受けINPEX<1605>などの資源・エネルギー関連株の一角は底堅く推移しそうだ。国内要因では、経産省が水素とアンモニアの普及促進策の検討に入ったと伝えられ日揮HD<1963>などの関連株は注目されやすいだろう。
個別の材料では、神戸屋から一部事業を譲受する山崎パン<2212>、株式分割を発表した日鉄鉱<1515>、SBI<8473>が株式を取得すると発表したチェンジ<3962>、ジャパネットHDと資本業務提携するスターフライヤー<9206>などが物色されそうだ。 ＜FA＞