コラントッテ、売上・各利益ともに大幅伸長 契約選手のオリンピックでの活躍等によりブランド認知度が向上

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最新投稿日時:2022/06/16 15:00 - 「コラントッテ、売上・各利益ともに大幅伸長 契約選手のオリンピックでの活躍等によりブランド認知度が向上」(ログミーファイナンス)

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コラントッテ、売上・各利益ともに大幅伸長 契約選手のオリンピックでの活躍等によりブランド認知度が向上

投稿:2022/06/16 15:00

INDEX

小松克已氏:みなさま、こんにちは。本日はご多忙のところ、お時間をいただきありがとうございます。株式会社コラントッテ代表取締役社長の小松克已でございます。それでは、当社の2022年9月期第2四半期決算についてご説明させていただきます。

本日は会社概要、第2四半期業績ハイライト、2022年9月期業績見通しの順でお話しした後、当社の強みと成長戦略についてご説明します。

①会社概要

まず、会社概要についてです。設立は1997年10月で、医療機器である家庭用磁気治療器を柱とし、健康関連製品の製造・販売を事業内容としています。

②創業の経緯

創業の経緯は、私の父の病気がきっかけです。長期入院し、腰・肩・背中の痛みを訴える父をなんとか楽にしてあげたいと思い、自分で試行錯誤して磁石入りのサポーターを作ったところ、父がとても喜んでくれました。

これを商品化し事業化することで、同じように困っている人の助けになると考え、創業しました。これが現商品のタンクトップとウエストベルトの原点になっています。

ちなみに、社名のコラントッテは関西弁の「肩、こらんとって」から命名しました。

③経営理念

当社の経営理念は、先ほどご説明した創業の経緯から「本気の笑顔の実現」と掲げています。私自身、人を幸せにする一番大切なことは本気の笑顔だと考えています。また、現在は「今日も、笑顔のそばにいる。」をスローガンとしてプロモーションを展開しています。

④事業ストラクチャー

その経営理念を実現するために、事業ストラクチャーとして「健康」に関する領域と「生活不安」に関する領域の2つの事業領域を設けています。「健康」に関する領域には、磁気治療器がベースとなる「Colantotte」と「Colantotte RESNO」があります。そして「生活不安」に関する領域には、CSS事業があります。

⑤コラントッテ事業

「Colantotte」製品は磁気治療器として、ネックレス、ループ、枕、サポーター、ウエストベルトなど、さまざまな種類とデザインを豊富に取り揃えています。製品価格帯も、1万円未満から2万円を超えるものまで、幅広く取り揃えていることが当社の特徴です。その中でも、2万円以上の販売構成比が高いことは、他社と一線を画す当社の高いブランド力や信頼性の現れであると認識しています。

⑥コラントッテ事業

「Colantotte RESNO」製品は、「運動」「休養」「栄養」の側面から日常のヘルスケアをサポートするというコンセプトのもと、磁気治療器にこだわらない製品展開を行う新たなプラットフォームとして2019年4月よりスタートしました。現在、新たな機能と付加価値を持ったマグケアシャツやソックス、スイッチングウエアなどの製品を展開しています。

⑦CSS事業

生活不安に関する領域であるCSS事業についてご説明します。CSSは「Colantotte Safety System」の頭文字で、2017年1月にサービスを開始しました。事業開始のきっかけは、7年間行方不明だった認知症の方が見つかったというテレビ番組の特集を見て、この社会的課題の問題解決に当社として何か貢献できないかと思ったことでした。

個人情報を守りながら、コールセンターを通じて家族や親族、勤務先など、最大5件の登録先に連絡がとれる仕組みは他にはないと考えています。

業績ハイライト(2Q累計)

続いて、第2四半期の業績ハイライトについてご説明します。ご覧のとおり、第2四半期の累計業績は売上および各利益とも好調に推移しました。売上高は前年比33.6パーセント増の23億300万円、営業利益は同じく26.7パーセント増の5億1,300万円、経常利益は29.5パーセント増の5億1,600万円、四半期純利益は30.3パーセント増の3億5,000万円となりました。

前回公表予想との比較では、売上高は8.6パーセント増、営業利益は42.5パーセント増、経常利益は47.6パーセント増、四半期純利益は52.5パーセント増といずれも大きく上回り、上期として過去最高の売上、利益を達成することができました。

業績ハイライト(2Q累計)

販売チャネル別の売上実績についてです。ホールセール部門は前年比22.3パーセント増、リテール部門は同じく23.2パーセント増、イーコマース部門は前年の約2倍となる107.2パーセント増となりました。

また、期初の予想に対してもホールセール部門は7.1パーセント増、リテール部門は14.5パーセント増、イーコマース部門は12パーセント増となりました。

すべてのチャネルが好調に推移した背景として、新製品の市場投入、クリスマスなどのギフト需要の好調および期間限定商品がヒットしたこと、さらに北京オリンピックでの当社契約選手の活躍やこれにあわせたテレビCMの実施などによりブランド認知度が大きく向上したことなどが挙げられます。

業績ハイライト(四半期別業績推移)

続いて、四半期ごとの売上および営業利益の推移についてです。売上に関しては、緊急事態宣言の発出などによるコロナ禍の影響を大きく受けた前年度の第2四半期以降、順調な拡大を示しています。

一方、当第2四半期の営業利益は第1四半期に比べて減益となっていますが、これは当第2四半期の販売管理費の増加によるものであり、その主な内容は北京オリンピックと連動したテレビCMや新ブランドの立ち上げに伴う広告宣伝活動などの計画的実施によるものです。

業績ハイライト①

第2四半期の業績ハイライトについてご説明します。まず、昨年夏の東京オリンピックに続き、北京オリンピックにおいても当社契約選手である宇野昌磨選手、鍵山優真選手の活躍が大きく報道されました。

フィギュアスケート団体戦では銅メダル、個人戦では宇野昌磨選手が銅メダル、鍵山優真選手が銀メダルを獲得し、大きな話題となりました。北京オリンピックにあわせてテレビCMを全国ネットで公開し、認知度拡大につながったと考えています。

業績ハイライト②

ECビジネスにおいては、自社サイトや国内及び越境ECモールでの販売が堅調に推移しました。特に国内ECモールでは、「Yahoo!ショッピング」および「楽天市場」での自社店舗での売上が大きく伸長しました。こちらもやはり、北京オリンピックでの話題性やテレビCMの効果が大きかったものと考えています。

業績ハイライト③

株式会社ワークマンとのコラボ商品がスタートしました。ワークマンは作業服および作業用品の関連市場において高いシェアを持ち、全国に販売店を展開しています。昨今、同社のお客さまの間で、作業時や休息時に、手軽にかつ日常的に使用できるヘルスケア商品へのニーズが急速に高まっています。

そこで、これらのニーズに応えるため、「Colantotte」のコラボレーションブランド「Colantotte Lab」による医療機器認証された効果と、ワークマンの高機能かつリーズナブルな価格を実現する商品企画力がタッグを組むことで、今回のコラボレーション商品が実現しました。今後とも新たな顧客層の拡大につながる有力企業とのコラボレーションに積極的に取り組んでいきます。

主要業績項目

2022年9月期の業績見通しです。これまでお伝えしてきた好調な上期の業績を踏まえ、通期業績予想を上方修正しました。修正後の通期予想は、売上高は前年比16.2パーセント増の43億6,000万円、営業利益は同じく40.8パーセント増の9億1,000万円、営業利益は44.6パーセント増の9億1,000万円、当期純利益は45.1パーセント増の6億1,000万円です。

これらは期初予想と比べ、それぞれ売上高は4.6パーセント、営業利益は21.3パーセント、経常利益は23パーセント、当期純利益は27.1パーセントの上方修正となっています。

各部門の売上高状況

2022年9月期の販売チャネル別売上高予想です。ホールセール部門は前年比9.3パーセント増の31億2,300万円、リテール部門は前年比10.6パーセント増の3億3,800万円、イーコマース部門は前年比52.2パーセント増の8億9,900万円の予想です。

これらは期初予想と比べ、それぞれホールセール部門は3.7パーセント、リテール部門は2.4パーセント、イーコマース部門は8.7パーセントの上方修正になっています。

通期業績推移

業績推移です。スライドに直近3年間の実績と今期の修正予想のグラフを示しています。2020年9月期は新型コロナウイルス感染症の影響により減収となりましたが、ECニーズの拡大やコストコントロールにより増益を維持し、過去最高の営業利益を更新しました。

2022年9月期においても新型コロナウイルス感染症やウクライナ情勢、資源価格の高騰など不透明な要素はありますが、上期の好調な実績と足元の状況を踏まえ、今回修正の業績予想は十分達成できるものと考えています。なお、今回の予想を達成すると5期連続で最高益を更新することになります。

株主還元

株主還元についてです。当社では株主のみなさまに対する利益還元を経営上の重要課題と位置づけており、内部留保とのバランスを図りながら、安定的かつ継続的に配当することを基本方針としています。この方針のもと、今回の業績予想の上方修正に伴い、配当予想についても期初予想の14円から16円に増額修正しました。

当社の強み

当社の最大の強み、特徴はこれまで培ってきたブランド力であり、それを活用して「見せる&魅せる」磁気治療器という新たな市場を創造してきたことです。従来の磁気治療器や筋肉痛を緩和するための湿布薬などは、その形状やにおいなどから目立たせないことを前提とした製品がほとんどでした。

それに対し当社は、高いデザイン性と特許などに基づく独自技術を持った付加価値の高い「見せる&魅せる」磁気治療器という新たな分野を切り開き、他社製品とは一線を画していきました。

当社の強み

当社製品の強みである3つの要素について説明します。まず、医療機器としての認証を取得しており、効果効能が認められていることです。加えて、当社独自技術による「N極S極交互配列」により、磁力がより広範囲に広がることで血行を改善し、コリを緩和します。

こちらにNNNという配列の磁石の板があります。そして、NSNSというコラントッテ独自の配列の磁石の板もあります。一般的なNNNの配列の磁石の場合、鉄の棒を近づけると当然くっつこうとするのですが、プレートの重さに負けてしまいます。

ところがN極S極交互配列の場合、この鉄の棒が簡単にくっつきます。もう1つ、スライド下部にある写真はSSSという配列の磁石ですが、磁石と磁石の間で砂鉄が切れてしまっています。しかし、N極S極交互配列の場合は、点ではなく面で効いていることがわかります。

当社製品はこれらに見られるように、N極S極交互配列による、点ではなく面での効果を発揮する磁石の作用を応用しており、当社製品の大きな特徴となっています。

当社の強み

医療機器としての認証は日本だけでなく韓国、EUなどで取得しており、海外でも認められています。表にある紐状磁石というものが当社の主力商品である「TAO」シリーズの特許です。

当社の強み

他社にはない豊富なデザインやカラーを揃えるとともに、品質にこだわりを持った高付加価値製品もラインナップしています。性別や年代にかかわらず多くの方に着用してもらえるよう工夫しており、日常生活で常に身につけることができます。磁気治療器であることを意識させない高いファッション性は、多くの方から高く評価されています。

当社の強み

そして、当社と契約している多くのアスリートの活躍が挙げられます。ここに掲載している選手は、当社の製品を多く使用し、かつPRに積極的に協力してくださっている契約アスリートの一部です。

先ほど紹介した宇野昌磨選手、鍵山優真選手をはじめ60以上の選手・団体と契約を交わしており、選手たちの活躍を応援しています。おかげさまで選手から当社との契約を希望するケースが多く、本当にありがたいことだと思っています。

ここで北京オリンピックの銅メダリスト、宇野昌磨選手のテレビCM動画、また昨年、東京オリンピックで大活躍した伊藤美誠選手および第98回箱根駅伝で大会新記録で優勝した青山学院大学のスペシャル動画を見てもらいたいと思います。なお、こちらの動画については当社ECサイトでも視聴できます。

成長戦略

今後の成長戦略についてご説明します。まず、ECビジネスの強化です。自社サイトにおいては、会員への継続的なプロモーションを行うとともに、新規顧客獲得に向けての対策を強化します。国内ECモールにおいては、各モールとのタイアップを強化し、キャンペーンやイベントなどを積極的に活用していくことで販売促進を行います。

また中国ECについては、現状の「Tmallグローバル」に加え、「JDワールドワイド」での展開も開始し、認知度向上とユーザー層の拡大に努めていきます。将来的には中国以外の地域での越境ECも視野に入れながら、展開を行っていきたいと考えています。

成長戦略

2つ目は、女性向け製品開発およびマーケティング強化です。かねてから準備を進めていた、女性に特化した新ブランド「Lierrey」の発売を、2022年4月より開始しました。

当社製品は男女どちらでも使用できるデザインですが、テレビやインターネットなどで男性スポーツ選手が着用していることから、男性向け製品のイメージを持つ女性も少なくありませんでした。

しかし、肩こりを感じる人は男性よりも女性のほうが多いというデータもあり、女性向け製品はより大きな潜在市場を持っていると見ています。当社は、「効果もおしゃれも諦めたくない」という女性のニーズに応えることで、「Lierrey」を新しいブランドとして成長させていきたいと考えています。

成長戦略

3つ目は、CSS事業の進化です。「CSS」の仕組みの特徴とメリットを最大限に活かすため、「ツールの多様化」「用途の多様化」「ビジネスパートナーの拡大」に取り組み、事業拡大を目指します。

以上で私からの説明を終了します。ご清聴ありがとうございました。

配信元: ログミーファイナンス

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