極東貿易、前期経常を18％上方修正、配当も10円増額

　極東貿易 <8093> [東証Ｐ] が4月26日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の11億円→13億円(前の期は7.3億円)に18.2％上方修正し、増益率が49.9％増→77.1％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.8億円→7.8億円(前年同期は6.9億円)に34.4％増額し、一転して13.2％増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の120円→130円(前の期は60円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　新型コロナウィルスの影響が、当グループ事業セグメントの業績に濃淡を生じさせる結果を招いておりましたが、機械部品関連部門に期末に向けての需要が予想以上に増えたことに併せ、販売費及び一般管理費が当初の予定より削減し、収益が改善いたしました。 以上の理由により、2022 年３月期通期業績につきましては予想に比べ上回る見通しとなりましたので、上記の通りに修正させていただきます。

　当社は、株主の皆様への継続的な成果の還元と企業価値の持続的向上を実現するため、適正な資本政策の下、将来の事業展開と財務状況、収益動向などを総合的に勘案した配当を実施することを利益配分の基本方針としております。2022 年３月期の期末配当予想につきましては通期業績が予想に比べて上回る見通しになったことを踏まえ、配当性向100％を維持するために、上記のとおりに修正させていただきます。当社は、2021 年５月10 日に公表いたしました中期経営計画「KBK プラスワン2025」において、当初３年間の配当性向100％など積極的な株主還元政策を掲げております。上記の業績予想および配当予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実績の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。以上