平田機工、今期経常を22％上方修正、配当も10円増額

　平田機工 <6258> が2月10日大引け後(15:10)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.5％増の40.2億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の37億円→45億円(前期は51.7億円)に21.6％上方修正し、減益率が28.5％減→13.1％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.9億円→16.9億円(前年同期は23.3億円)に89.9％増額し、減益率が61.9％減→27.6％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の55円→65円(前期は65円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比29.7％増の12.1億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の6.6％→7.0％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期業績は、半導体関連を中心に、事業分野全体で受注が堅調であり生産高も増加しており、当初の予想と比較すると連結、個別ともに売上高が増加し、それに伴い各利益も増加しております。

　当社は、株主に対する利益還元を経営上の最重要課題の一つと考え、財務体質の強化を図りつつ、連結業績や今後の事業展開等を勘案しながら、連結配当性向20％以上を概ねの目安とし、安定的・継続的に行うよう努めています。　次期の配当につきましては、配当政策に基づき、業績予想に基づく利益水準と前期の配当性向等を勘案の上、65円の予想に修正いたしました。※上記の業績予想および配当予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。