強気相場に変化なし 短期的に約900円の上昇余地
昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 261.19 ドル高の 35759.89、ナスダック総合指数は 180.81 ポイント高の 15521.89 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28640 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。
日経平均の日足チャートでは昨日、小陰線(コマ)が出現。ちょっとした強弱感の対立を示唆しているものの、強気相場に変化はない。「窓・壁・軸理論」では下方に大きな壁が存在している可能性があり、「上方に窓・下方に壁」という典型的な「窓・壁理論」の形状。短期的には上方の窓を埋めやすく、900 円程度の上値余地があるだろう。
東京株式市場は基本的に手掛かり材料難の閑散相場。クリスマス休暇に突入している投資家が多いほか、すでに年末モード。市場参加者は減少傾向にある。積極的に上値を買い進むのは難しく、「惰性」で動くことが予想される。
そのようななか、マザーズ指数が上昇に転じたことは、投資家にとって明るい材料となっている。IPO ラッシュの出口が見えてきたことで、年明けの需給改善を先取りする動き。オミクロン株に対する「耐性」もできており、市場ではあまり材料視されなくなっている。売り方の買い戻しが入りやすい状況であり、本日もリバウンドを試す動きとなるだろう。投資家は買いポジションを持ったまま、相場の持続性を確認する局面となる。足元、ダマシが多かっただけに、相場の急変には即座に対応するようにしたい。
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