NY株式市場(13日)米9月コア消費者物価指数は市場予想と一致ー大手銀行から米企業決算が本格化へ
13日のニューヨーク株式市場でダウ平均は上値の重い取引スタートとなりそうだ。
取引開始前に発表された9月の消費者物価指数は、前月比で+0.4%(市場予想:+0.3%)、前年比では+5.4%(市場予想:+5.3%)といずれも市場上回る内容となった。一方でコア指数は、前年比と前月比がともに市場予想と一致した。ただ、消費者物価指数の発表直後から米国10年債利回りは、英中銀の利上げ観測の高まりもあって再び騰勢を強める場面が見られたことから、米長期金利の先高感は根強い相場環境が継続しそうだ。
ダウ平均は寄り付きで前日の日中安値(3万4318ドル)を下回り節目の3万4300ドル台を割り込む場面が見られることも想定されよう。個別銘柄では、取引開始前に7-9月期決算を発表したJPモルガン・チェースの株価動向に注目が集まりそう。
ニューヨーク株式市場では、引き続き米国10年債利回りの動向に振らされやすい相場の地合いが引き継がれそうなほか、大手銀行を皮切りに本格化する主力企業の決算発表を見極めたいとの姿勢から積極的な買いが見送られやすい相場環境が継続しそうな一日となる。
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