NY株式市場(13日)ダウ平均は上昇余地を探る展開へーデルタ株による景気の先行き不安は根強いか⁈
13日のニューヨーク株式市場でダウ平均は買い戻し先行で取引が始まりそうだ。
ダウ平均は、先週末までに5日続落する過程で800ドルを超える下落幅となった上、20日移動平均線(3万5236ドル)や50日移動平均線(3万5037ドル)のほか、一目均衡表上の雲の抵抗帯の上限(3万4710ドル)を次々に割り込んだ反動からリバウンド期待が高まろう。寄り付きでは節目の3万4800ドル台を回復する場面も見られそうだ。
チャート上では、今年6月と7月に75日移動平均線(3万4794ドル)を実線で割り込んだ際は、翌日に75日線を回復して押し目買い意欲の強さが確認されたことから、今回も早々に切り返す相場展開が期待されよう。
ただ、ニューヨーク株式市場では、リバウンド期待以外に相場を押し上げる積極的な買い手掛かりに乏しいほか、先週末と同様に新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大などによる景気の鈍化懸念は根強いことから、戻り売り圧力も強く意識されそう。
ダウ平均は、10月から始まる米国の新会計年度を前に民主党が目指している連邦法人税などの増税案の進展を睨みながら上昇余地を探る動きが見られそうな一日となる。
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