当社グループは本日、2020年12月期第2四半期(1月-6月)における事業の概況および連結業績を発表しましたので、お知らせします。2020年12月期第2四半期決算短信〔IFRS〕連結全文はこちらをご覧ください。
https://soseiheptares.com/investors/financials-filings/financial-results.html?ctry=jp
2020年12月期第2四半期(1月-6月)ビジネスハイライト
アッヴィ社とのグローバル提携契約の締結 - 創薬提携およびライセンス契約のオプションに関する契約を提携。この提携により当初は炎症性疾患および自己免疫疾患を標的とする新規低分子の創薬に注力。当社グループは候補品を見出し、その治験許可申請のための前臨床試験までの研究開発費を負担。最初のターゲットに対し、当社グループは、契約一時金と初期マイルストン合計で最大32百万ドルを受領する権利を有しており、さらに、オプション、開発・販売の達成に応じた、最大377百万米ドルのマイルストンに加えて、グローバルでの販売高に応じた段階的ロイヤリティを受領する権利を有する。また、アッヴィ社は合計で最大4種までターゲットを拡大できるオプションを有しており、総額1,000百万米ドルを超える取引額となる可能性がある
COVID-19の流行に対して事業活動継続ための対策 - 従業員およびその他のステークホルダーの安全を確保し、コロナウイルス蔓延を押さえるのための方針および活動を早急に実する一方、大手提携先との収益につながる業務を優先
COVID-19に関する新たな研究開発プログラムの開始 - SARS-CoV-2コロナウイルス(COVID-19の原因ウイルス)を標的とする治療薬創出に関する世界的な研究活動に、世界をリードする当社グループの構造ベース創薬技術を応用するため、多くの専門分野にわたるチームを結成。SARS-CoV-2の将来の変異株による感染症も視野に入れる
本邦においてエナジア(R) ブリーズヘラー(R)(QVM149)が製造販売承認を取得 - エナジアは、1日1回吸入の、ファースト・イン・クラスの医薬品となる可能性を持つ喘息患者のためのLABA/LAMA/ICS配合剤であり、当社グループはQVM149について経済的利益を有する。この成果により、当社グループはノバルティス社から1.25百万米ドルのマイルストンを受領
影響力のある論文がNatute Reviews Drug Discovery誌に掲載 - GPCRを標的とする新規ペプチド医薬品の創製における構造ベースアプローチの可能性を明らかにする
スピンオフ企業であるOrexia社およびInexia社と連携して開発中のオレキシン受容体作動薬プログラムで優れた科学的進展 - オレキシン受容体モジュレーターに関する独自の創薬および設計エンジンの構築で進捗があり、Medicxi社が次なる資金提供を実行。神経系疾患を標的とする創薬の最適化に有益な、オレキシン受容体に関するさらなる構造情報および知見を獲得
2020年6月30日以降のビジネスハイライト
海外募集による新株式および転換社債型新株予約権付社債の発行により209億円の資金調達を実施 - 本海外募集による手取り金の大半を以下の戦略的成長投資に充当する予定。
長期的な収益成長を確保するための転機となる可能性を持った企業買収
当社グループが有する創薬プラットフォームを補完・拡充する新規技術への投資
当社グループの創薬及び初期開発の新規ターゲットへの拡大
国内市場向けの後期臨床開発段階にあるアセットの導入
残りの資金を既存の研究開発活動及び運転資金などの内部成長投資に充当
欧州連合において喘息の治療剤としてエナジア(R) ブリーズヘラー(R)が承認取得 - 服薬コンプライアンスの向上および治療上の決定をより良くサポートするセンサーおよびアプリを備えたオプションのデジタルデバイスも承認に含まれる。この成果により、当社グループはノバルティス社から5百万米ドルのマイルストンを受領
2020年12月期第2四半期(1月-6月)の業績ハイライト
売上収益は、主に既存の提携先からの重要なマイルストン収入がなかったことにより、前年同四半期(2019年1月-6月)と比べ2,540百万円(22.7百万米ドル)減少し、2,516 百万円(23.2百万米ドル)となった。新規提携の時期と既存の提携での進捗状況は四半期毎に大きく変動する可能性がある。前年同四半期にはAstraZeneca社から15百万米ドルのマイルストンに関する収益を受領。当連結会計年度内には新規提携に伴う一時金およびマイルストンに関する収益を見込む。
研究開発費に係る現金支出は慎重に管理され、前年同四半期(2019年1月—6月)と比べ362百万円(3.0百万米ドル)減少し、1,500百万円(13.9百万米ドル)となり、これは主にCOVID-19流行のビジネスへの影響によるプロジェクト活動の減少および外部委託費用の削減によるもの。研究開発費全体の95%は英国における活動によるもの。
一般管理費に係る現金支出は、前年同四半期(2019年1月—6月)と比べ314百万円(2.8百万米ドル)減少し、925百万円(8.5百万米ドル)となり、これは主に当社株価下落に伴い株式報酬費用に係る英国での社会保険料が減少したことによるもの。
現金損失[1]は、主に上述の収益の減少により、181百万円(1.7百万米ドル)(前年同四半期(2019年1月—6月)は1,596百万円(14.5百万米ドル)の利益)となった。
四半期損益は、主に上述の収益の減少により、2,117百万円(19.6百万米ドル)の損失(前年同四半期(2019年1月—6月)は395百万円(3.6百万米ドル)の利益)となった。
四半期損失を計上したにも関わらず、2020年6月30日における現金及び現金同等物は15,362百万円(142.6百万米ドル)と安定した水準を維持。
さらに、当第2四半期後、新株式および2025年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の発行により209億円(約195百万米ドル)の資金調達を実施。当社グループは手取り金の大半は戦略的成長を狙った買収目的の使途に充当される予定。
[1] Non-IFRS measure
(注)便宜上の換算為替レート:2020年:1米ドル=108.253円、2019年:1米ドル=110.064円
当社代表執行役会長兼社長CEOである田村眞一は次のように述べています。「当社創立30周年に当たる2020年の上半期は、当社ビジネスが順調に進捗した一方、世界中の企業にとって非常に困難な時期になりました。このような困難な状況への当社グループの対応は迅速かつ確りしたものであり、従業員の安全確保と高いレベルの事業継続性の維持につながっています。アッヴィ社との契約により大手製薬企業との新たな提携を追加すると同時に、当社グループの目標を実現するために必要な長期的な成長資本を確保することができました。具体的には、転機となる可能性を持った企業買収や、世界をリードする創薬および初期開発における機能強化のための投資などの内部成長および戦略的成長プランです。私たちは将来への期待を大きくするとともに、深刻な疾患を治療するための新規医薬品候補と株主価値を生み出す、収益性の高いグローバルなバイオ医薬品企業になるための取り組みにより一層注力していく所存です。」
以上
Sosei Heptaresについて
当社グループは、Gタンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした独自のStaR(R)技術並びに構造ベース創薬(SBDD)技術から生み出される新薬候補物質の探索および初期開発にフォーカスした、国際的なバイオ医薬品企業グループです。当社グループは中枢神経系疾患、がん、消化器系疾患、炎症性疾患、その他希少疾患など複数の疾患領域において、幅広いパイプラインの構築に取り組んでいます。
これまでアッヴィ社、AstraZeneca社、ジェネンテック社(ロシュ・グループ)、ノバルティス社、Pfizer社および武田薬品工業株式会社等の大手グローバル製薬企業、ならびにその他の新興バイオ医薬品企業と提携しています。当社グループは、東京に本社を置き、英国のケンブリッジに研究開発施設を有しています。
「Sosei Heptares」は、東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社(証券コード4565)のコーポレートブランドです。「そーせい」、「Heptares」、当社グループのロゴおよびStaR(R)は、当社グループの商標または登録商標です。
詳しくは、ホームページhttps://www.soseiheptares.com/をご覧ください。
LinkedIn: @soseiheptaresco
Twitter: @soseiheptaresco
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【お問い合わせ先】
福田 安孝 - Citigate Dewe Rogerson
03 4360 9234 | SoseiHeptaresJP@citigatedewerogerson.com
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