前引け：ＪＡＬに外資系ファンドが1000億円出資報道

　前引けの日経平均株価は13.58円安の9716.35円、TOPIXは7.76ポイント安の849.24ポイントで終了。東証一部の値上がり銘柄数は642、値下がり銘柄数は902、出来高は概算で9億9580万株、売買代金は概算で6213億円でした。

　ＮＹ株式市場がダウ小幅続伸、１０月鉱工業生産指数が予想を下回ったため上値が重い展開。

　東京市場は小幅安スタート、一旦プラスに浮上する場面もありましたが１０時過ぎから下落に転じ、市場では改めて日本株の弱さが指摘されています。

　市場の注目を集めたのは、ＪＡＬ <9205> へ外資系ファンドが１０００億円出資する検討をしていると報道されましたが、株価は反応せず１００円を割り込んで上場来安値を更新。三菱ＵＦＪ <8306> はモルガンスタンレーとの証券子会社を統合を見直すと報じられ下落しています。

　個別ではみずほ証券がレーティングを格上げしたヤオコー <8279> が上昇、野村證券が「２」→「１」へレーティングを格上げした丸一鋼管 <5463> が上昇しており、本日はレーティングの変更のあった銘柄が活躍するような相場展開となりました。

　市場関係者の間では、ＴＯＰＩＸの出来高が急増していることや、ファーストリテイリング <9983> の株価上昇が日経平均株価を支えているような状態だと話題になりました。

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