サイバリンクス Research Memo(1):2019年12月期(単体)の売上高は前期比7.9%増

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最新投稿日時:2020/04/13 16:11 - 「サイバリンクス Research Memo(1):2019年12月期(単体)の売上高は前期比7.9%増」(フィスコ)

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サイバリンクス Research Memo(1):2019年12月期(単体)の売上高は前期比7.9%増

配信元:フィスコ
投稿:2020/04/13 16:11
■要約

サイバーリンクス<3683>は、主に流通業と官公庁向けに基幹業務システム等を提供するITサービス会社で、事業セグメントとしてはITクラウド事業とモバイルネットワーク事業の2本柱となっている。ITクラウド事業は、主に流通業(特に食品関連)向けと官公庁向けに、基幹業務システム等のクラウドサービスを提供している。同社が提供するクラウドサービスは、共同利用する「シェアクラウド」であり、高機能・高品質でありながら低価格を実現している点が特色であり強みとなっている。モバイルネットワーク事業は、NTTドコモ<9437>の2次代理店としてドコモショップの運営を行っている。

1. 2019年12月期通期(実績)
同社は2019年12月期から連結決算を発表しており、売上高10,449百万円、営業利益449百万円、経常利益460百万円、親会社株主に帰属する当期純利益280百万円となった。新規連結子会社は2019年10月1日付で連結対象となったが、決算期が9月末であることから、この連結子会社の業績は今回の連結決算には反映されていない。なお、比較有用性の観点から、連結業績に代えて個別業績の前期比較が発表されており、それによれば単体の売上高10,449百万円(前期比7.9%増)、営業利益452百万円(同10.4%減)、経常利益463百万円(同9.8%減)、当期純利益282百万円(同11.8%減)となった。セグメント別では、ITクラウド事業は主要サービスの拡大や防災行政無線デジタル化工事の好調等により増収となったが、償却費の増加、システム導入の解除に伴う補償費用の影響等により、利益は横ばいにとどまった。モバイルネットワーク事業では、NTTドコモの料金プラン変更を背景に下期に端末販売が大幅に減少し、減収減益となった。

2. 2020年12月期通期(予想)
2020年12月期通期の連結業績は、売上高で前期比33.3%増の13,926百万円、営業利益で同42.0%増の639百万円、経常利益で同38.8%増の640百万円、償却前経常利益は同16.1%増の1,323百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同39.8%増の392百万円と予想されている。単体での増収に加えて、連結子会社の業績が通年でフルに寄与することから大幅な増収を予想している。セグメント別では、ITクラウド事業は増収増益、モバイルネットワーク事業は引き続き端末販売が低調に推移する見込みであることから減収減益を予想している。

3. 中期経営計画
同社は中期経営計画を発表しており、当初目標では最終年度の2020年12月期に売上高10,750百万円、経常利益1,100百万円、償却前経常利益1,460百万円、ROE15.0%以上を目指すとしていた。売上高、定常収入はおおむね堅調に推移しているものの、開発規模拡大による償却負担の増加・後ずれにより、この利益目標の達成は難しそうだ。そのため、次の中期経営計画の検討を進め、2021年春頃に発表する予定だ。現在の中期経営計画の利益目標は償却負担増等により達成が難しくなっているが、売上高は順調に拡大しており、この新しい中期経営計画の内容が注目される。

■Key Points
・シェアクラウド、流通業界向けに特化したユニークなITベンダー
・2020年12月期通期業績は、営業利益で前期比42.0%増を予想
・中期経営計画の利益目標は償却負担増等により達成は難しそうではあるものの、売上高は順調に拡大していることから、次の中期経営計画が注目される

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)


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配信元: フィスコ

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