米中貿易協議に関する第1段階の署名式が、15日に迫った。13日には、中国・劉副首相ら政府の代表団が、ワシントン入したほか、アメリカ政府は、中国を「為替操作国」リストから除外したという。署名式当日を前にトランプ政権による環境整備が整った状況といえそうだ。最終的な第1段階の合意内容も、ほぼ絞られてきている状況で、サプライズ感を期待しにくくなってきているため、14日のアメリカ株式市場は、買い手控えムードが高まりやすい。ダウ平均は、2万9000ドルにワンタッチした10日の日中値幅(2万8789ドル-2万9009ドル)に収まるかたちで、連日でレンジ・ブレイクしにくい相場環境となりそうだ。
▶今晩から米主要企業の決算発表がスタートーJPモルガン・チェース決算に注目
14日の取引開始前にJPモルガン・チェースやシティグループが決算発表を行う。特にダウ構成銘柄では、JPモルガン・チェースの決算発表を受けた株価の反応に注目したい。JPモルガン・チェースが発表した2019年第4四半期決算は、売上高($29.21B/ 市場予想:$27.87B)、EPS($2.57 /市場予想:$2.35)ともに市場予想を上回る内容となった。直近では、主力IT銘柄の高値更新が目立つなかで、JPモルガン・チェースの株価は、再び141ドル台の史上最高値に迫れるか。トップバッターとしての存在感が試されそうだ。
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