■株主還元
エレマテック<2715>は、株主還元について配当によることを基本としている。配当金の額については、業績見通し(短期・中期)、成長投資、キャッシュ・フローなどを勘案しながら、配当性向目標を設定し、それに基づいて配当を実施することとしている。今般、配当性向の目安を、従来の「30%維持」から「40%以上」へと引き上げ、2020年3月期中間配当より適用している。
同社はまた2019年6月1日を効力発生日として1株につき2株の株式分割を実施した。この狙いは株式の最低購入単価を引き下げ、個人株主数を増やすことにあるとみられる。
2020年3月期の配当について同社は、期初は45円配(中間配20円、期末配25円)の配当予想を公表した。しかしながら前述のような業績の進捗を受けて、中間配については1株当たり17円配と配当を引き下げた。また期末配についても22円配と期初の25円配から見通しを引き下げている。
これらの結果、2020年3月期の年間配当金は39円配となる見通しだ。期初予想からは6円の減額となるが、前期との比較では、前期の分割調整後の配当が33円配であることから、実質的には6円の増配となる。予想1株当たり当期純利益96.47円に基づく配当性向は40.4%となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)
<ST>
エレマテック<2715>は、株主還元について配当によることを基本としている。配当金の額については、業績見通し(短期・中期)、成長投資、キャッシュ・フローなどを勘案しながら、配当性向目標を設定し、それに基づいて配当を実施することとしている。今般、配当性向の目安を、従来の「30%維持」から「40%以上」へと引き上げ、2020年3月期中間配当より適用している。
同社はまた2019年6月1日を効力発生日として1株につき2株の株式分割を実施した。この狙いは株式の最低購入単価を引き下げ、個人株主数を増やすことにあるとみられる。
2020年3月期の配当について同社は、期初は45円配(中間配20円、期末配25円)の配当予想を公表した。しかしながら前述のような業績の進捗を受けて、中間配については1株当たり17円配と配当を引き下げた。また期末配についても22円配と期初の25円配から見通しを引き下げている。
これらの結果、2020年3月期の年間配当金は39円配となる見通しだ。期初予想からは6円の減額となるが、前期との比較では、前期の分割調整後の配当が33円配であることから、実質的には6円の増配となる。予想1株当たり当期純利益96.47円に基づく配当性向は40.4%となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)
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