メンタルが落ち着きませんな(苦笑)
上がりも下がりもせず。
世界の株式市場は、
どっちつかずの動きを続けています。
こういう時期が来ると、
含み益が出てはなくなり、
「売っておけばよかった〜!」
と感じたり、
含み損が出てはなくなり、
「買わなきゃよかった〜!」
と後悔したり、
メンタルが落ち着きませんな(苦笑)
とはいえ、
株式市場は、
「短期では人気投票」
「長期では価値の計量器」
でございますので、
目下の動きに左右されず、
長期的な判断を心がけたいものです。
さて。
僕の運用成績ですが、
相場が下がった割には、
短期で購入した銘柄が持ちこたえてくれています。
僕は小型株ばかり買っていますが、
東証小型株指数が0.7%ほど下落したのに対し、
僕の持ち株は−0.02%で済みました。
「利益を出せなさそうなときはすぐ逃げる」
「損が出そうなときはできるだけ小さく抑える」
が僕のモットーですので、
引き続き、
手堅く運用していきます…。
【これまでの資産変動】
10/9:991万3066円
10/10:991万1994円(前日比▲2072円)
◆ ◆ ◆
僕も狙っている割安株を、
1つご紹介します:
↓
◯新日本建設<1879>
建設と不動産開発がメイン。
業績が着々と拡大しており、
保守的に見積もっても割安なので、
買おうかどうか迷っています。
ざっと企業価値を見積もってみたのですが、
かなりお買い得だと思ったので共有します。
まず、同社の財産価値をザッと見積もると、
※2019年3月期の有価証券報告書を参照
現金:50848百万円
掛金:13638×0.8=10902百万円
証券:612×0.8=489百万円
資産計:62239百万円
負債計:41786百万円
ネットネット:20453百万円
発行済株式総数:61,360,720株
⇨1株あたりネットネット:333円
と、こんな感じ。
同社の株価は787円ほどですが、
「仮にいま倒産しても、4割くらいは、
現金として戻ってきそうだぞ〜!」
という感じであります。
また、同社の10年分の有価証券をもとに、
収益性についても分析してみました。
※ここでの利益は、バフェットの「株主利益」を採用しています
すると、
同社の収益価値は1株あたり92円/年ほど。
益回りは11%ほどでした。
これらの情報をもとに、
理論株価(割引率10%、成長率0%)を、
手堅く算出してみると、
理論株価
=清算価値+収益価値(10年)
=333円+92円×10=1143円
という結果が得られました。
同社の理論株価は1143円。
現時点の株価が787円なので、
理論株価と比べてかなり割安に感じます。
短期で利益を狙うのは難しいでしょうが、
中長期でジワジワと値上りが期待できそうです。
NISAあたりで買っておくと、
有利だと期待できますなぁ^^@
ウォッチリストに入れて、
観察してはいかがでしょうか。
◆ ◆ ◆
目先の取引方針についてですが、
個人的には、
「首の皮一枚でつながっている」
という感じです。
10/10の日本株市場は、
「大型株=横ばい」
「小型株=弱気」
という1日でした。
大型株は良いとして、
小型株が弱いのは不安です。
というのも、
大型株とは違い、
小型株は市況に敏感でして。
「雰囲気に振り回されやすい」
という特性があるんです。
特に、
JASDAQ平均や、
東証小型株指数は、
「いちど下がり始めると、
一気に弱気に傾いてしまう」
という傾向があります。
JASDAQ平均・マザーズ指数は、
すでに5日線を割れています。
これからしばらくは、
上値が重そうですから、
新興株は買わない方が無難かと。
同様に、東証小型株指数は、
首の皮一枚でつながっているものの、
正直、今から買いたい地合いではありません。
かろうじて5日線を上回っているので、
僕自身は週末を持ち越そうと思いますが、
損をする可能性も十分あるので、
「基本は様子見姿勢」でいるのが、
ベターだと考えます。
今から買うとすれば、
大型株を狙うのが無難かと。
とはいえ、、、
「小型株が下がっているときは、
大型株を買っても微妙」
というのが僕の見解。
過去の株価データを使って、
統計を取ったことがあるのですが、
「小型株が弱いときには、
どんな株を買っても無駄!」
という印象があります。
5年〜10年という、
中長期視点での割安株投資以外は、
手を出さないほうが良いと思います。
かくいう僕自身、
今週末は様子見しつつ、
保有を継続する予定ですが、
市況が悪化するようであれば、
週明けにすぐにでも株を売る準備はできています。
「雰囲気が悪くなったらすぐに逃げる!」
が短期取引の鉄則ですので、
目先の動向に気をつけましょう。
以上。
IQ上位2%の投資家、中原良太でした。