■9月17日(火)■ボックスの移動か、上昇波動の始まりか、今週はそれが決まる

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最新投稿日時:2019/09/17 09:46 - 「■9月17日(火)■ボックスの移動か、上昇波動の始まりか、今週はそれが決まる」(堀篤)

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■9月17日(火)■ボックスの移動か、上昇波動の始まりか、今週はそれが決まる

著者:堀篤
投稿:2019/09/17 09:46

22000円を再度超えてくれば、上昇波動に移行したと考えることができるだろう。

 日経平均は先週、22000円にタッチするところまで上昇した。
米中貿易摩擦の融和期待がその基本的な要因だ。先週末の欧州中央銀行の政策も一つの焦点となっていたが、それほど大きなサプライズは無く、市場は強さを維持している。
 先週のコラムで書いたように、今週からはボックス圏を一つ上に上げる動きが予想されていたが、日経平均の動きは、2つの点で、予想を上回っている。
一つは、ボックス上限が21800円ではなく、22000円をすぐに超えてきたこと。もう一つは、そのスピードだ。6月から7月の上昇の時には、ほぼ同じ価格帯を動くのに17日間かかったが、今回は6日しかかっていない。
こういった状況から、今回の上昇は、ボックス圏の移動ではなく、上昇波動の始まりだととらえることも可能となった。その場合には、2018年の高値24448円を目指す相場が始まったことになる。
ボックスの移動なのか、上昇波動の始まりなのか、その見極めは今週の値動きにかかっている。今週は一旦短期的な調整をする可能性があるが、週半ばから反発し、22000円を再度超えてくれば、上昇波動に移行したと考えることができるだろう。
ただし、市場に悪材料もある。サウジ原油施設への攻撃や、欧州の金利階層政策によるドル安だ。原油施設への攻撃は短期的には原油価格の上昇によって、景気維持効果が見込めることで、プラスになることも考えられるが、中期的に見れば、中東の地政学リスクの高まりを通じて、株式市場の足を引っ張ることになるだろう。また、マイナス金利政策に伴う欧州の金利階層化は、今のところドル安を呼んでおり、今後の為替市場には、注意を要するだろう。
堀篤
日本マネジコ、東京スコットマネジメント代表取締役
配信元: 達人の予想

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