NY株安の嫌気売りで続落 20000-20300のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

NY株安の嫌気売りで続落

●5日のNY株式市場は大幅続落。中国の人民元が対ドルで一時11年3カ月ぶりの安値を付けた。制裁関税の対抗措置として中国が元安を容認したとされ、トランプ米大統領は中国が米国産の農産物を購入していないとして対中関税「第4弾」を発表したが中国当局は反論、対抗措置として中国企業に米国産農産物の輸入を停止させた。7月のISM非製造業景況感指数が市場予想を下回り投資家心理が更に悪化。ダウは一時961ドル安まで下げ幅が拡大した。ボラティリティ・インデックスが前日比で約40％高と急伸。市場の利下げ見通しを示すフェドウォッチは9月の米連邦公開市場委員会での追加利下げを100％織り込み、0.5％の利下げになる確率は28％にまで上昇。リスク回避姿勢の強まりから、ダウ5日間の下げ幅は1500ドルに達して終了。

ダウ工業株　　　　２５７１７.７４（－７６７.２７）▼２.９０％
ナスダック　　　　　７７２６.０４（－２７８.０３）▼３.４７％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　２８４４.７４（－　８７.３１）▼２.９８％

●本日の日経平均はNY株安の嫌気売りで、続落と読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万０２４０円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万０７２０円と比べ４８０円安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は２万０２５０円。

●日経平均株価のポイント
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２万０７２０円　昨日終値
　２万０２８９円　６月４日安値
　２万０２４０円　ＣＭＥ日経平均先物

●シカゴグローベックスNYダウ先物339ドル安（執筆時）。

●今週の主な予定　

8(木)
○日 6月 経常収支(JPY)原数値
○米 7月29日週次 新規失業保険申請件数
○米 6月 卸売在庫
○中 7月 輸出入
○中 7月 貿易収支(USD)

9(金)
○日 Q2 GDP1次速報値
○中 7月 PPI
○中 7月 CPI
○米 7月 PPI最終需要
○中 7月 マネーサプライM2
○中 7月 人民元建て新規融資