日本株、これからどうなる?
自宅の書斎より、、、
昨日から、
「今年最後の大相場が来そうだぞ!」
という話をしています。
先週時点では、
「暴落が来るかも!」
なんて話をしていたので、
我ながら、ひどい手のひら返しだと思います(汗)
とはいえ、
今回、こんな話をしているのには、
きちんと科学的な根拠があります。
理由は3つあります。
1つ目の理由は、
「夏は、世界の株式市場が下がりやすい」
傾向があるからです。
ティルブルフ大学のファイナンス教授が、
2002年に公開した論文、
「The Halloween Indicator,
'Sell in May and Go Away': Another Puzzle」
によると、
「夏の時期(5月〜10月)」は、
株価が下がりやすいことが確認されました。
この傾向は36カ国で確認されており、
古いデータでは300年前から有効でした。
要は、
「夏は株価があがりにくい!」
ってことです^^;
これから上がりにくい時期が続くんで、
「このチャンスを逃したら、
2019年には次が無いかもよ?」
と考えたワケです。
2つ目の理由は、
「FOMCサイクル」的に、
絶好調な時期が続く点です。
先月末に公開された最新の研究
「Stock Returns Over the FOMC Cycle」によると、
「FOMCから0、2、4、6週間目は株価が上がりやすい!」
というデータが得られました。
このサイクルを見る限りは、
第6週目にあたる「6/13〜6/20」が、
株価が上がりやすい時期と考えられます。
さらに、
次回のFOMCが6月18日〜19日に控えています。
すると「6/18〜6/25」の期間が第0週目にあたり、
さらに上昇しやすい時期が続くと期待できます。
要は、
「6/13〜6/25」はイベント周期的に、
「株価が上がりやすい!」ってことです。
第3の理由は、
「月末は夏のボーナスが控えており、
株価が上がりやすい!」点です。
著名な経済学者Josef Lakonishokらの研究に、
「Are Seasonal Anomalies Real? A Ninety-Year Perspective」
という論文があります。
この論文によると、
「月末は株価が上がりやすい!」
という傾向が確認されています。
しかも、
この現象は100年以上も昔から、
脈々と続いているんですよ(驚)
つまり、
なかなか説得力の高い現象なんですな。
日本株の場合は、
「月末25日〜月初1日」
くらいの期間が上がりやすい。
なので、
FOMCサイクルに引き続いて、
「月末も株価が上がりやすい!」
と考えられるワケですな。
◆ ◆ ◆
つらつらと述べてきましたが、まとめると、
「夏以降、世界の株式市場は伸び悩みやすい!」
(だから、今回の相場上昇が2019年ラストかも?)
「FOMCサイクル的に、6/13〜6/25は上がりやすい時期」
「カレンダー周期的に、6/25〜7/1は上がりやすい時期」
つまり、
「6/13〜7/1」は連続して上がりやすい、
「ボーナスタイム」である可能性があるワケです。
こんな感じで、
「上がりやすい時期」が、
重なることは滅多にありません。
大きなチャンスだと思うんで、
僕自身、興奮しております。
(ワクワクしますなぁ!)
とはいえ、
いろいろと話してきましたが、
「100%当たるぞ〜!」
という話ではありません。
「借金して株を買え〜!」
という話でもありません。
僕が言いたいのは、
「チャンスが来るかもしれないから、
上手に立ち回る方法を考えときましょう」
ってことです。
僕自身、
先週あたりから、
たっぷり株を仕込んでいます。
ウォッチリストに眠っている株など、
いまのうちに見返しておいてはいかが?
- 中原良太
【現時点の投資スタンス】
超長期(5年〜10年):売り
長期(1年〜3年):中立
中期(3カ月〜6カ月):買い
短期(1週間〜1カ月):買い