トレンドの転換点
今週あたりから天気は崩れてきて、雨の日が多くなってきました。
湿度も高くなってじめじめした梅雨の時期は一年で一番過ごしにくい時期かもしれません。
ここを過ぎすれば一気に夏になりますので、夏に向けての準備期間だと考えましょう。
相場の方も梅雨のようにはっきりしない天気が続いています。
先週までの下落から一転して、今週はV字の大幅上昇となりました。
先週からもお伝えしているように、今は下値抵抗ラインが20400円のところにあるため、一旦ここまで達したことで反発したということなのでチャート通りの綺麗な動きです。
そして、この先の動きがどうなるかがとても重要です。
一旦これで下げ止まって上昇トレンドに戻ったのか、あるいは、まだ底打ちではなくこの先もう一段の下げが来るのか、考えが分かれるところだと思います。
現時点では、残念ながらどちらの可能性もあるため、まだどうなるかはわかりませんが、来週1週間の動きでほぼ確定してきます。
6月半ばに重要な変化日があり、21000円が判断基準になりますので、この時点で21000円を越えていれば短期トレンドは上昇、下回っていれば下降へと大きく分かれます。
そして、現在の上値抵抗ラインが21000円なので、相場が強ければここを抜いてくるでしょうが、この価格帯は過去に何度となく反発してきた強力な下値抵抗ラインだったところですが、先週下抜けしてしまったので、そう簡単には抜けられないと思います。
一時的に抜くことはありますが、完全に抜け切ったと判断するにはここで2~3日間は割り込まずに維持していなければなりません。
来週21000円を割り込まずにここより上で推移することができれば、上昇トレンドへの可能性が高まります。
一方で、来週もし21000円を維持できないと、下降トレンドへとつながる可能性が高くなりますが、その時は7月前半に向けて20000円割れまで想定した大きめの下げとなりますので、注意が必要です。
ただ、もしそうなった時はここが当面の大底で大きな買い場となるでしょう。
NYダウの動きがこれを決める最大の要因となりますが、こちらも重要な転換点に来ています。
日本市場が変化日に達する前に一足早く、来週前半にNYダウは大きく動くのでその方向でほぼ日経の動きも決まってきます。
来週はメジャーSQも控えており、指数は大きく動きそうです。
21000円を巡っての激しい攻防となりそうですので、大勢が決した方向についていきましょう。