さらなる下落があった場合には
朝方は、米国株安や英国の欧州連合(EU)離脱問題、トルコの信用不安への警戒などから安く始まると、米国株時間外取引の下落、上海株の軟調推移も重しとなって、安値では-404円安の20974円まで下落しました。
後場に入ると、中国の李克強首相が中国経済の下押し圧力は十分に支えられると述べたと伝わったことから-260円安の21122円まで下げ幅を縮小する場面もありましたが、戻りは限定的でした。
東証業種別株価指数は32業種が下落し、空運1業種だけが上昇しています。
東証1部の売買代金は2兆2696億円、騰落銘柄数は値上がり229銘柄、値下がり1878銘柄、日経225採用銘柄では値上がり7銘柄、値下がり218銘柄でした。
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数はともに反落しました。
日経平均のテクニカル指標は、総じて底値圏に近づく中立圏となっています。
きょうはボリンジャーバンドの-2σ(今日現在:21014円)を割り込んだところで下げ止まり、終値ではこれを上回りました。
直近の安値である25日安値20911円や11日安値20938円までも届かず、安値が20974円で止まったことからその後は下げ幅を縮小しましたが、これらを下回って下落に勢いがつく可能性はまだ残っています。
そうなった場合には目先的には押し目買いの好機だと思いますので、ココからさらなる下落があれば段階的に買い下がるイメージでいいと思います。
ただし、まだもう一段の意外安につながる可能性にも注意が必要ですので、余裕を持った買い下がりがいいと思います。