日経平均はわずかながら続伸となりましたが

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最新投稿日時:2019/03/22 17:47 - 「日経平均はわずかながら続伸となりましたが」(斉藤紀彦)

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日経平均はわずかながら続伸となりましたが

著者:斉藤紀彦
投稿:2019/03/22 17:47

高値警戒感は徐々に高まっていると思います

日経平均は+18円高の21627円と小幅続伸しました。

朝方は、米国株高を受けて高く始まり、寄り付きでは+104円高の21713円を付けましたが、買い一巡後は下げに転じました。

日米金利差が縮小するとの思惑から円高ドル安が進行したことが重しとなったうえに、医薬品株の下げが目立ち、銀行株なども軟調となって安値では-66円安の21542円まで下落しましたが、大引けにかけては再度プラス転換しました。

米国株市場でハイテク株が上昇した流れを受けて、半導体関連株が買われましたが、一方で米連邦準備理事会(FRB)が20日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内利上げを見送る方針を示したため、長期金利の指標となる10年物国債利回りが約2年4ヶ月ぶりの低水準を付け、これを受けて銀行株は売られました。

また治療薬候補の治験中止を発表したエーザイがストップ安まで下落したことも投資家心理を冷やすなか、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感が長引くとの懸念も心理的な重しとなりました。

東証1部の売買代金は2兆6254億円、騰落銘柄数は値上がり1392銘柄、値下がり653銘柄、日経225採用銘柄では値上がり145銘柄、値下がり70銘柄でした。

裁定買いの影響でソフトバンクが約33円、東京エレクが約30円、日経平均を押し上げています。

日経ジャスダック平均は小幅続伸、東証マザーズ指数は小幅反落しました。

日経平均のテクニカル指標は、高値圏を示唆するものが増え始めています。

きょうの日経平均もボリンジャーバンドの+1σ(今日現在:21645円)で押し返される格好となりましたが、それでも前日比プラスで終わる強さもありました。

来週は年金資金などが配当落ち分を前倒しで先物に買いを入れてくると予想されていますが、基本的には3月4日高値21860円を意識しながら、まだ上がるところがあれば段階的に売り上がるイメージでいいと思います。

やはり積極的に動くのであれば、上がれば上がるだけ売りのスタンスだと思います。
斉藤紀彦
ザイナスパートナー株式会社 代表取締役社長
配信元: 達人の予想

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