ここから上は警戒が必要だと思います
朝方は、前週末の米国株高を受けて投資家心理が改善したことから高く始まると、寄り付き直後には高値で+161円高の21612円まで上昇しましたが、買い一巡後は戻り売りで伸び悩み安値では+49円高の21500円まで押し戻される場面もありました。
その後、上海株が下げ転換後に再度切り返したこともあって後場前半に向けて持ち直しましたが、大引けにかけては高値圏でもみ合いました。
日経平均の21500円回復は12日の終値21503円以来4営業日ぶりです。
主力の値がさ株や半導体関連株の上昇が目立ちましたが、年度末が近いことから国内機関投資家が利益確定売りや決算対策の売りを出したと見られ、商い自体は低調で東証1部の売買代金は1週間ぶりに2兆円を下回りました。
東証1部の売買代金は1兆9134億円、騰落銘柄数は値上がり1695銘柄、値下がり385銘柄、日経225採用銘柄では値上がり170銘柄、値下がり47銘柄でした。
日経ジャスダック平均は続伸、東証マザーズ指数は3営業日ぶりに大幅反発しました。
日経平均のテクニカル指標は、総じて徐々に高まってきています。
日経平均の高値はボリンジャーバンドの+1σ(今日現在:21608円)で止められましたが、一方で安値も21500円と心理的なフシ目で止まりました。
19日から20日まで開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えるなか、米中貿易問題をめぐる状況はさらに予想がつきづらくなっています。
瞬間的に3月4日高値21860円を目指す場面もありえますが、ココからの上昇は基本的には段階的に売り上がるイメージでいいと思いますし、新興市場も同じように警戒が必要だと思います。