日経平均は大幅高で始まったものの

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最新投稿日時:2019/03/14 20:00 - 「日経平均は大幅高で始まったものの」(斉藤紀彦)

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日経平均は大幅高で始まったものの

著者:斉藤紀彦
投稿:2019/03/14 20:00

安値引けで終わる続落となりました

日経平均は-3円安の21287円とわずかながら続落しました。

朝方は、米国株高や英国が欧州連合(EU)との合意なき離脱に反対する動議を賛成多数で可決したことを受けて上昇して始まると、高値では+232円高の21522円まで上昇しましたが、買い一巡後は米国株時間外取引の軟調推移や上海株が続落となったことなどから先物に断続的な売りが出て徐々に上げ幅を縮小すると、きょうの安値で取引を終了しました。

3月の決算期末を意識した国内金融機関の利益確定売りや、11時に発表された1-2月の中国の鉱工業生産の伸びが市場予想を下回って景気減速が意識されたことが重しとなりました。

東証1部の売買代金は2兆1866億円、騰落銘柄数は値上がり783銘柄、値下がり1257銘柄、日経225採用銘柄では値上がり100銘柄、値下がり116銘柄でした。

日経ジャスダック平均は小幅続落、東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落しています。

日経平均のテクニカル指標は、底値圏を示唆するものが残っている状態です。

注目材料となっていた中国の2月の鉱工業生産が市場予想を下回ったとはいえ、高寄り後に下落転換して安値引けで終わる力の無い展開となりました。

国内でも2月工作機械受注や1月機械受注などがさえないなか、あすは日銀金融政策決定会合が終了しますので、引き続き様子見気分が広がりやすい状況です。

また引け後に発表された3月第1週(4-8日)の投資部門別売買状況で、海外投資家が5688億円と大幅に売り越し額を拡大して6週連続での売り越しとなっていることも相場の重しとなりそうなだけに、もう少し様子を見てから逆張りスタンスを取るのが無難だと思います。
斉藤紀彦
ザイナスパートナー株式会社 代表取締役社長
配信元: 達人の予想

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