ソフトバンクの急伸が指数を下支えしました
朝方は、NYダウとナスダックが反落したこともあって安く始まると、安値では-208円安の20665円まで下落しました。
その後はもみ合いが続き、後場に入って再び軟調な展開となる場面もありましたが大引けにかけて買い戻しから下げ幅を縮小しました。
6日に好決算と自社株買いを発表したソフトバンクが急伸して指数を下支えしています。
東証1部の売買代金は2兆5553億円、騰落銘柄数は値上がり489銘柄、値下がり1575銘柄、日経225採用銘柄では値上がり29銘柄、値下がり193銘柄でした。
ソフトバンクが1銘柄で日経平均を約167円押し上げています。
日経ジャスダック平均は4営業日ぶりに反落、東証マザーズ指数は反落しました。
日経平均のテクニカル指標は、高値圏を示唆するものが多い状態です。
最近下値を支えていたボリンジャーバンドの+1σ(今日現在:20827円)を割り込んで始まったことから下値を試しに行く場面もありましたが、ソフトバンクの急伸が日経平均を支えたことから、あまり大きく崩れた印象はありません。
やはり心理的なフシ目の21000円を前に戻り売り圧力の高まりが意識されているものの、あすのSQで再度21000円超を狙う可能性もあるだけに、売り方にしてみればやや腰が引けた状況だったかもしれません。
引き続き、まだ戻りがあれば利益確定売りを進めるのが無難な状況に変化はないと思います。