約1ヶ月半ぶりの高値水準で終わりましたが
朝方は、先週末発表の米1月雇用統計など米経済統計が予想以上に良好だったことを受けて円安ドル高が進んだため投資家心理が改善して高く始まりました。
高値では+134円高の20922円まで上昇しましたが、買い一巡後は国内企業の業績懸念が根強いことから次第に上値は重くなりました。
円安ドル高が進んだことから輸出関連株が上昇し、石油石炭製品や鉄鋼といった景気敏感株が買われたほか、米長期金利の上昇を受けて保険など金融株も堅調でした。
一方で1日に19年3月期通期の売上高見通しを下方修正したソニーが急落しましたが、日経平均は昨年12月19日以来、およそ1ヶ月半ぶりの高値で終わっています。
東証1部の売買代金は2兆2729億円、騰落銘柄数は値上がり1888銘柄、値下がり203銘柄、日経225採用銘柄では値上がり181銘柄、値下がり41銘柄でした。
日経ジャスダック平均は反発して約1ヶ月半ぶりの高値となり、東証マザーズ指数は続落しました。
日経平均のテクニカル指標は、高値圏を示唆するものが出始めました。
日経平均は直近の高値である1日の20929円を上抜けず、売買代金も減少傾向にあることから上値が重くなって上げ幅を縮小する場面もありました。
きょうは始値よりも終値の方が高い陽線となりましたが、心理的なフシ目の21000円を前に戻り売り圧力の高まりも意識されており、やはりまだ利益確定売りを進めるのが無難だと思います。
今週は荒れるSQ週ですので、SQ近辺まで上昇が続くようなことがあれば目先の過熱感が高まります。
テクニカル指標も徐々に上昇してきていますので、ココから強気になるのは危険だと思います。