引き続き神経質な展開は続きそうです
朝方は、米国株安を受けて安く始まると、米司法省がカナダで逮捕されたファーウェイの孟晩舟副会長を起訴したと発表したことから米中貿易交渉への警戒感が意識され、米国株時間外取引の下落や円高ドル安基調も重しとなって安値では-242円安の20406円まで下落しました。
売り一巡後は、日銀のETF買い期待などから先物を中心に買い戻しが優勢となり、上海株の下げ渋りなどもあって一時プラス転換する場面もありました。
東証1部の売買代金は2兆1157億円、騰落銘柄数は値上がり1143銘柄、値下がり894銘柄、日経225採用銘柄では値上がり118銘柄、値下がり99銘柄でした。
日経ジャスダック平均は小幅ながら4営業日ぶりに反落、東証マザーズ指数は反発しました。
日経平均のテクニカル指標は、総じて中立圏です。
きょうは下値を試しに行く場面もありましたが、25日線(今日現在:20346円)近辺で下げ渋ったことからその後は買い戻しが入って結果的に底堅く推移しました。
日米ともに企業決算の発表が続き、30日まで開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちの部分もあり、引き続き積極的に動きづらい状況に変わりはありません。
31日までの米中貿易協議の結果が大きく影響してくることにも変わりはありませんので、やはり戻りがあれば利益確定売りを進めるのが無難だと思います。