チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
東プレ <5975> 【 2+→2+】
「19/3期1Qは減益で発進、プレス関連での成長費用先行が主因で想定線」
19/3期1Q(4-6月)は減益でのスタートとなったが、プレス関連での成長への費用先行(主要取引先主力量産新型車向け立上げと日本及び北米での能力増強投資が重なる)が主因であり想定線ある。業績は計画線の推移で懸念は不要と考える。むしろ、主力プレス関連で確りトップラインを伸ばしていること、前期の排ガス制強化前の駆け込み需要の反動から通期で減益を見込む定温物流関連事業(冷凍車が中心)が増益発進となったこと、などが評価できる。
予想ROE:10.5% PBR:1.0倍、来期予想PER:7.8倍、来期予想EPS成長率:12%株価(8/24終値):2,686円
Fモデルによる理論株価:4,616円(8月21日by高田悟)
プロトコーポレーション <4298> 【 2→2+】
「1Qは2桁営業増益、単体、グループ会社で収益力改善が進む、計画遂行も良好」
1Q(4-6月)は2桁営業増益となり19/3期の発進は順調だ。1Q決算では事業構造見直しなどにより単体及びグループ会社で収益改善が進んだことに加え、カーライフをトータルでサポートする基盤づくりが着実に進んでいることが確認できたことなどがポジティブに評価できる。さらには良好な計画遂行から同社計画上振れが見込めること、TIW予想ROE10.52%に対し実績PBRは1.24倍などROEとPBRの相関関係などから株価指標面に割安感が強いことなどを踏まえ、投資評価を「2+」へ引き上げる。
予想ROE:10.5% PBR:1.2倍、来期予想PER:10.0倍、来期予想EPS成長率:16%株価(8/24終値):1,590円
Fモデルによる理論株価:2,488円(8月23日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
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4298
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1,338.0
(12:32)
|
+7.0
(+0.52%)
|
5975
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1,900.0
(12:36)
|
-39.0
(-2.01%)
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