雇用統計は強かった!?今週の日経225相場予想(7/9週)

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最新投稿日時:2018/07/09 11:32 - 「雇用統計は強かった!?今週の日経225相場予想(7/9週)」(山口哲也)

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雇用統計は強かった!?今週の日経225相場予想(7/9週)

著者:山口哲也
投稿:2018/07/09 11:32

【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】

今週の主要経済イベント
先週の日経225(TFX)は続落。週初22,366円で寄り付いた日経225(TFX)は、米中通商摩擦を巡って週初から4日続落し、一時21,677円まで下落。6日は通商リスクがひと段落したことや米6月雇用統計が市場予想より強かったことから値を戻し、21,995円で引けました。
注目されていた雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想の19.5万人を上回る21.3万人と強い結果となった一方で、求職者が増えたことにより失業率は前回の3.8%から4.0%(市場予想は3.8%)に悪化。平均時給も前月比+0.2%(市場予想は前月比+0.3%)と前回の+0.3%から伸びが低下しました。

今週の主な経済指標は図のとおりで特に12日発表される米国6月の消費者物価指数に注目しています。
米5月の消費者物価指数は前年比2.2%と3月以降、3ヶ月連続でFEDの物価目標である2%を上回って推移しており、且つ、上昇傾向となっており、今回は市場予想が2.3%とさらに強気の見通しとなっており、この傾向が継続するようであれば、9月、12月のFOMCで残すところ年内2回の利上げが現実味を帯びてきます。

【日経225(TFX) 週足 チャート】

【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225(TFX)の週足チャートです。
先週の日経225(TFX)は、一時、52週移動平均線を下回る局面もありましたが、終値ベースではこれを上回って引けました。
ストキャスティクスは高い水準で下向きになっているため、短期的にはスピード調整の展開が続きそうですが、長期的には、13週、52週移動平均線が上向きで、13週移動平均線が26週移動平均線を上回って推移しているため、引き続き押し目買いのタイミングを測りたいところです。

【日経225(TFX) 日足 チャート】

【日経225(TFX) 日足 チャート】
日経225(TFX)の日足チャートです。
一方、日足チャートは、価格が200日移動平均線を下回り、一目の転換線に上値を抑えられる形で推移しています。
200日移動平均線が上向きで一目の雲も右肩上がり、ストキャスティクスも上昇傾向になりつつあるため、目先は強含みを予想していますが、転換線や基準線、200日移動平均線がレジスタンスとして機能するものと思われます。


このコメントは弊社テクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

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