タカギセイコ、前期経常を一転1％増益に上方修正

　タカギセイコー <4242> [ＪＱ] が5月8日大引け後(15:00)に業績修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の19.6億円→22.8億円(前の期は22.6億円)に16.3％上方修正し、一転して0.8％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の10.1億円→13.3億円(前年同期は15.7億円)に31.6％増額し、減益率が35.6％減→15.3％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１．繰延税金資産の計上について　　当社は、平成30年３月期の業績見通し及び今後の業績動向を勘案し、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、繰延税金資産を計上することといたしました。　これにより、平成30年３月期において、法人税等調整額（△は利益）を△264百万円計上する見込みであります。２．業績予想の修正について　平成30年３月期通期連結会計期間の売上高は、車両分野の増収や海外におけるＯＡ分野の増収等により、前回発表の49,660百万円を4.5％上回る51,900百万円の見通しとなりました。　損益面では、上記の増収効果等により、営業利益は前回発表の2,270百万円を11.5％上回る2,530百万円、経常利益は前回発表の1,960百万円を16.3％上回る2,280百万円、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前述の増収効果等に加え、「１．繰延税金資産の計上について」で記載の通り、繰延税金資産の計上による法人税等調整額の計上により、前回発表の1,000百万円を51.0％上回る1,510百万円の見込みとなりました。※上記の予測は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。