大阪チタ［東１］（5726）、神戸製鋼所と新日鉄住金が保有する材料株

　世界で航空機の需要が拡大する中、大手航空機メーカーが15日、旅客機の巨額の取り引きを相次いで発表し、エアバスは5兆6000億円、ボーイングは３兆円の小型旅客機の受注契約をまとめたと報道されました。世界の航空機の需要は旺盛で、日本の部品メーカーが見直されるか注目されそうです。

　中でも大阪チタニウムテクノロジーズ［東１］（5726）は、スポンジチタン製造のパイオニアで、同社のスポンジチタンが航空機用エンジン部品にも使用されていますから、注目度は高いと思われます。

　同社株については、神戸製鋼所と新日鉄住金が880万株（23.9％）ずつ保有していることから思惑を呼びそうです。

　新日鉄住金は、神戸製鋼所から支援などの要請があれば検討や対応はしていくようですし、みずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長もメインバンクとして支援を続ける姿勢を見せましたので、特に神戸製鋼所と新日鉄住金が保有する大阪チタニウムテクノロジーズ［東１］（5726）に再評価、見直し機運が高まると思われます。

　足元の業績ですが、今3月期第2四半期売上高は181億2200万円（前年同期比0.9％増）、営業損益は４億1700万円の黒字（同４億1800万円の赤字）に着地と業績は回復しています。

　韓国サムスン電子が、電機業界で究極の充電池と呼ばれる「リチウム空気電池」を開発と伝わり、関連銘柄として11月19日に7月28日高値1908円を突破し、1918円と買われた後、もみ合っていますが、25日移動平均線（1679円）がサポートしており、リバウンド相場入りとなるか注目されそうです。

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