アベノミクス解散
11月18日の安倍首相の記者会見で、衆議院解散の発表がされ、21日に衆議院は解散されました。
この解散の通称は、「アベノミクス解散」というところで、アベノミクスを前に進めるのか、止めるのかを問うための選挙ということになっています。しかしながら、実際には与党の圧勝が見えており、意味のない解散だという声があちこちで上がっています。
しかしながら、来年10月に消費増税が決まっている以上、与党内の増税賛成派を納得させ、増税先送りによる日本の景気の維持、そして、増税による内閣支持率の低下を防ぐには、衆議院の解散が一番良い方法ということではないでしょうか。選挙に掛かる費用は約800億円とされていますが、日本景気の維持の為には先送りをした方が良いのは明白のようです。
株価は上昇するのか!?
解散の賛否はさておき、投資家にとって大切なことは株価が上がるのか下がるのかということですよね!「選挙は買い」という言葉が出回っていますが、果たして本当なのか2000年以降の衆議院解散の際の日経平均で比較してみました。
2000年以降、衆議院の解散は5回ありました。
結果は、選挙が決まってから投票日まで5回とも日経平均は上昇しています。
つまりは、選挙は買い!ということが証明されました。
では、詳しいチャートを見ていきましょう。
■2000年 ミレニアム解散
解散日:6月2日 投票日:6月25日
■2003年 構造改革解散
解散日:10月10日 投票日:11月9日
2009年 政権選択解散
解散日:7月21日 投票日:8月30日
2012年 近いうち解散
解散日:11月16日 投票日:12月16日
参照:株探
http://kabutan.jp/stock/chart?code=0000
まとめとしては、以下の3点がポイントとなりそうです!
・解散後に買って、投票前に売却が鉄板
・選挙が決まってから大きく上昇し、投票の1週間前くらいで再度上昇し易い
・投票後の営業日も上昇するものの、その日を境に一旦下落する傾向がある
個別株は、やはり225組み入れ銘柄が上昇率が高くなるのですが、やはり選挙関連銘柄も気になりますよね。
ちなみに、1980円まで遡っても、衆院解散日と投票日直前営業日の日経平均株価を比較して、期間中11回実施された選挙で、その期間に株価が下落したのは2003年の1.5%下落のただ1度だけとなっています。
残り10回はすべて上昇で、平均上昇率は3.6%のパフォーマンス!直近の3回だけを見ると、小泉純一郎首相が郵政解散に打って出て自民党が圧勝した2005年は7.8%、民主党が300超の議席を獲得して政権交代を果たし、鳩山由紀夫政権が誕生した2009年は9.1%、自民党が圧勝して安倍晋三政権が誕生した2012年は7.9%と、それぞれ高いパフォーマンスを記録しているのが目立ちます。
データは株経通信より
総選挙の株価アノマリーが市場の話題に
http://kabukei.minkabu.jp/posts/352890
このデータを見ると、今からでも遅くない!というより、今週の金曜日頃に仕込んでおいて、投票日前か投票後の15日の前場で一旦利益確定を行うのが過去の値動きを振り返ると良さそうです!
個別株も良いですが、日経平均に投資できるくりっく株で大きな利益を出したみんかぶ社員(日銀の金融緩和で利益を上げた人 日経平均の上昇で資金が4倍に!!)もいます。
個別株と違い、日経平均への投資は約5万5千円程度から始められますので、そちらも良いかもしれませんね!
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