今後の金融政策の行方
ポイントは、今後の金融政策の行方を探ることになっています。
イエレン議長の会見がタカ派的なものになるのか、それとも「今後の経済指標次第」となるのかです。FOMCメンバーとしては、次回も利上げを行いたいのはヤマヤマ、しかしながら、このところの経済指標がマチマチ(どちらかというと市場予想を下回ることが多い)となっていることから、将来の見通しに強気になることは難しく、その場合は、過去2回同様(チャート表示の関係上過去2回としていますが、2015年12月時も同様)、ドル/円もイベント通過に伴う売りが優勢の展開になると思われます。
一方、タカ派的なものとなった場合、市場は次回以降の利上げを織り込んでいませんから、長期金利の上昇に合わせドル買いが進むことになります。
私自身はこのところの経済指標が冴えないこともあり、慎重な姿勢を示すのでは?と考えていますが、決め打ちはご法度。発表前までにポジション調整を行うなどしてニュートラルな態勢で結果を見極めることが大事だと考えます。