週末控えで小動きの想定 ファンダメンタルとテクニカルの下支えが重なる

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最新投稿日時:2017/05/25 18:51 - 「週末控えで小動きの想定 ファンダメンタルとテクニカルの下支えが重なる」(市原義明)

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週末控えで小動きの想定 ファンダメンタルとテクニカルの下支えが重なる

著者:市原義明
投稿:2017/05/25 18:51

◆前回の上値抵抗が下値支持に変化している

26日(金)の日経平均は、週末を控えて小動きの想定です。

25日の日経平均は小幅に続伸して、戻り高値を更新しました。前日に日経平均とドル円の5日線がそろって上向きに変化しましたから、反転ムードが続いたと考えられます。

明日に200円高すれば前回に届かなかった2万円台到達ですから、大台回復は射程距離になったと思われます。

ただし、東証1部の騰落銘柄数は値下がりが上回っており、ソフトバンクやファナックなどの日経平均寄与度の高い銘柄の上昇が目立ちましたから、今日は指数先行の上昇になった印象です。

また、1ドル=112円を抜け切れないドル円の水準が続いているので、2万円には届きそうで届かないのではないかと考えられます。

明日は週末を控えているため、日経平均は小動きで横ばいの想定です。

一方、個別物色の意欲は強くなっており、今日はソフトバンクが売買代金トップで日経平均を押し上げました。

また、フィンテック銘柄に大幅上昇した銘柄が目立ちましたので、短期資金が活発に動いている印象です。

今の相場を考える上で、日経平均が2万円を超えていくような先高期待より、下値不安を感じないことがポイントだと思います。

日経平均のPERは14倍台前半で、少し下がれば14倍を割れてしまいますから、ファンダメンタル面が大きな下支え要因になっています。

また、年初からなかなか抜け切れなかった上値抵抗の19600円水準とPER14倍がほぼ重なっています。

上値抵抗を抜けると、前回の上値抵抗が下値支持に変わるというチャート分析のセオリーがありますが、今回は業績面の裏づけもあるので下値抵抗の信頼度が高いと考えられます。

日経平均が大きく上がらず、2万円に届かないので上値が重いと感じるかもしれませんが、今の相場展開は下がらない方に価値がある気がします。

下値不安の無さが物色意欲の強さにつながっていると考えられるので、日経平均の動き以上に相場の地合いは良くなっていると思われます。
市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想

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