<USD JPY>
・引き締めは近く適切になる公算大
・景気減速が一過性であるという証拠を待つのが賢明
・大半はインフレデータは一時的な現象と判断
・バランスシート縮小規模を3ヶ月毎に引き上げも
・大半は年内の資産縮小開始を支持
・大半は世界経済のリスクは更に後退と判断
・個人消費は今後数ヶ月で回復と予想
この内容を見る限り、FOMCメンバーの多くが追加利上げに前向きであるように感じられますが、4月末に発表されたGDP速報値以降、米経済指標の結果は決して手放しで喜べる内容ではないものが相次いでおり、6月以降の追加利上げについては「?」ではないでしょうか。
前回の当欄でもお伝えをしましたが、政策金利の引き上げは住宅ローン金利・自動車ローン金利に直結します。平均時給の伸びもそれほど大きなものにはなっていません。
となれば、追加利上げを行うことで個人消費には逆風が吹くこととなります。
私としては、議事録公表後の債券市場の動きに同意します。今のところそれほど過熱感は見られませんが、ここから短期間で米株式市場の上昇が進むようであれば、要警戒のシグナルに繋がるように思われます。