SQを通過し短期的な転換点
NYダウの高値更新、原油上昇、円安、と株式市場にとってプラスに働く材料が常に周りに溢れているため、テクニカル的には短期的にかなりの過熱感は出ているのですが、上昇するのは当然でしょう。
しかし、上がり続けることはなく、どこかで息を抜いて調整しなければ長く続いていく相場にはならないでしょう。
この上昇相場が来年にかけても継続していくためには、一旦この辺で調整が必要です。
このまま年末まで上昇してしまうと、すでにゴムを引き延ばした状態のため、来年初めにその巻き戻しがやってきますが、ここまで流れを無理に作ってしまった分その反動は大きくなります。
理想的には年内18000円から18200円あたりで落ち着くのがいい押し目となり長期的には上昇しやすい形なのですが、今のところ押すような気配はありません。
SQを通過したことで、この辺りから日経平均の指数の動きにも変化が出てくると思います。
日経平均に寄与度の高い銘柄から利益確定した資金が、まだ動いていない出遅れセクター、新興市場に流れてくるのが12月相場の恒例なので、今週あたりからそのような年末特有の動きが出てくるでしょう。
まだ動いていないセクター、とくにバイオ関連に注目しています。